初代『ポケモン』、赤と緑の中古価格が大きく異なるワケ 超大ヒット作なのに近年一気に高額化…【ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」】の画像
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』大竹剛店長(写真/ふたまん+編集部)

 数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?

■カートリッジのみでも4400円! のきなみ高騰中のポケモンシリーズ

ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第36回

 

 『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。私の趣味もあって、マニアックなソフトを取り上げることも多いこの連載ですが、今回は超メジャーなソフトのお話をしましょう(笑)。

 今回取り上げるのはポケモンこと、『ポケットモンスター』シリーズ。第1作目は1996年に、任天堂からゲームボーイ用ソフトとして発売されました。当時、私はすでにゲームメーカーのテクノスジャパンに勤めていましたので、夢中になったというよりは、ビジネス的な視点で遊んだのを覚えています。通信機能を使った仕組みなども採り入れた画期的なRPGとして、そのスゴさを学ぼうとしたんです。

 この初代の大ヒット後、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS、Nintendo Switch……と、任天堂ゲームハードの目玉タイトルとして現在までシリーズが続いていて、派生作品も数多く登場しています。

 本編はいずれも世界で1000万本を超える大ヒット作ですが、中古ソフトは近年、全般的に高額化しています。初代『ポケットモンスター 赤・緑』とバージョン違いの『青』そして『ピカチュウ』が、いずれも2~3万円前後。カートリッジ単体の状態の『緑』でも4400円(税込)で販売しているくらいです。

 比較的新しい、ニンテンドーDS用の『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』でも、それなりの価格になっています。レトロゲームは、発売当時に売れ行きが悪かったりして、世の中に出回っている数が少ないものが高額化する傾向にあるのですが、大ヒットシリーズである『ポケモン』の場合、その原則とは違う動きを見せていることになりますね。

 理由のひとつは、海外のお客様からの人気が高いことでしょう。実際に、当店でもよく買われています。外国からの観光客が集中する東京・秋葉原の店舗では、ほかのエリアより買取相場が高いという話も耳にします。

 また、ニンテンドーDSの『ポケモン』は、国内だけで500万本以上売り上げたソフトにしては、入荷数がとても少ない。そもそもニンテンドーDSのソフトは、ポケモン以外でも、買取依頼があまりなかったりします。これがちょっと不思議なところですね。

 ちなみに『ポケモン』シリーズの本編は、ちょっと前まではジャンクコーナーで安く買えていたんですよ。でも私が吉祥寺店に異動になった2年前には、すでに高額になっていました。異動前に、奈良の店舗にいたときにも、価格が上昇しているとは感じていたのですが、まさかここまでになるとは思っていませんでした。

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