『どろんぱ』生駒里奈「シアターGロッソに毎週のように通った」、ドハマリした戦隊作品と「オタク」への強い想いの画像
生駒里奈 撮影/イシワタフミアキ

 3月16日から東京・大阪にて公演開始予定のミュージカル『どろんぱ』。本作で座敷童子役を演じるのが、ミュージカル初挑戦となる生駒里奈さんです

 多くの舞台に出演する一方、『NARUTO-ナルト-』をはじめ、多くのポップカルチャーを愛するオタクとしての顔も持つ生駒さんが思う理想のオタライフとは? 大好きな作品との向き合い方についても語ってくれました。

【第2回/全2回】

■原作への最大の敬意は「自分を出さないこと」

――様々な舞台に出演される生駒さんですが、これまでには漫画原作の作品への出演もありました。漫画やアニメを愛する生駒さんとしては、漫画原作作品をご自身で演じるときの心持ち、役との向き合い方というのはどのようにしていますか?

生駒里奈さん(以下、生駒) 「絶対に自分は出さない」ということですね。「いらない、そんなの」って思います。朗読劇で『青野くんに触りたいから死にたい』の刈谷優里ちゃんというヒロインを演じさせていただいたときも、「自分らしさ」というのは持たずにやらせていただきました。

 舞台や映画になるときに、人間がやれる範囲で、作品の「立体さ」を追求することが出演する者の責任であって、「自分らしさ」を出すわけではない。だから単純にそのキャラクターが人間としてこの世界にいたらどうなるんだろう? というのを再現するのが最大のリスペクトであると思うんです。

――でもそれってけっこう難しい作業ですよね。

生駒 漫画が好きなら難しくないです。漫画が好きなら、ただ単純にそれを追求してやればいいと思っています。刈谷優里ちゃんが人間としてここに存在していたら、どういう感情になるのかな、どういう呼吸で立っているのかな、ということをひたすら考える。余計なことはしない。……というふうに思ってしまうオタクなんですよね(笑)。

 でも、そういうところはオタクでよかったなと思います。やっぱり原作が好きな皆さんに安心して観てもらうというのが実写版をする人たちの責任かなっていつも思っています。

――乃木坂46からの卒業に関して、大好きな『NARUTO-ナルト-』の連載終了は大きな影響をもたらした、と語っていらっしゃいますが、卒業後、生駒さんに新たに響いている作品はありますか?

生駒 どうしても『NARUTO-ナルト-』なんですよね。そこは揺るがない。それよりは舞台観劇のほうが増えているかなって思います。

――『NARUTO-ナルト-』愛は変わらず。

生駒 変わらずですね。もちろん響く作品はその都度あったりするんですけど、『NARUTO-ナルト-』のことが好きすぎるんですよね。だから、どうしても超えていかない

 ナルトくんの生き様が私の生きたい理想なんです。“まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ、それがオレの忍道だ”を大事にしすぎていて……。2000年以降の『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』以降の『ジャンプ』を支えている作品も読んだし、『ハイキュー!!』も「ヒロアカ」(『僕のヒーローアカデミア』)も読んでいます。でも、結局ぜんぶナルトとサスケに見えてしまう現象があって(笑)。オタクをやり尽くしたんだろうなって思います。あんまり昔ほどの熱中さ加減が自分の中にはなくて、たぶん超えてしまったんだと思っています。

――ちなみに、生駒さんが気分転換やリフレッシュするときに見たり読んだりする作品はありますか?

生駒 特撮は昔から好きだったので、最近だと『王様戦隊キングオージャー』にどハマりしました。話が面白いし、変身後の面がかっこいいです。ポップアップにもめちゃくちゃつぎ込みました(笑)。久々にオタクしましたね。イベントが多かったので。

――イベントまで行かれたんですか?

生駒 行きました。私イベントにはあまり行かないタイプなんですけど、『キングオージャー』はシアターGロッソに毎週のように通って、ヒーローショーを見ていました。私に行動を起こさせてくれたのが『キングオージャー』でした。

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