■『龍が如く 極3』では2009年ならではの遊びを入れたかった
――新たなミニゲームはすばらしかったです。桐生一馬がすごい目力を発揮する「さいほう」(生地のガイドラインに沿いながら、ミシンを使って縫っていくミニゲーム)とか。
堀井 あの目力、いいですよね。あれを思いついたときは、久しぶりに自分の才能が怖くなりました(笑)。
――今回のミニゲームでは、携帯電話をカスタマイズしたり、峯と神田でプリを撮ったりといった平成感を感じる要素がありますね。
堀井 『龍が如く』は何でもできるのがいいところだと思っています。喜怒哀楽シリアスなストーリーのときは、なるべくポップなミニゲームを増やして、全体のバランスをとっています。
今回の『龍が如く 極3』は舞台が2009年なので、その時代ならではの遊びを入れたかったんです。時代的な流行で見れば、携帯電話のデコやプリ帳のような要素は外せないな、と。いろいろと当時の雑誌などを参考にしながら作りましたね。
ミニゲームは、日本国内のみならず、海外のファンの方々も楽しんでくださるところなので、僕たちも力を入れている部分です。なるべく一目見てインパクトを感じられるような画面にすること、動画から切り取られた画像一枚でも、見た瞬間に「なんじゃこりゃ」と違和感があったり、惹き付けられたりするようなものを心がけて設計していますね。
阪本 『龍が如く』シリーズの初期から、ミニゲームについてはかなり試行錯誤していたんですよ。ストーリーはシリアスなのに、キャラクターがミニゲームでふざけたことをやっていていいの? みたいな意見もありました。
真面目な主人公がミニゲームでふざけた話に巻き込まれてしまうと、シリアスな緊張感が失われてしまうこともあります。そのため、シリアスなストーリーが動いているときは、楽しいサブストーリーを起動しないようにしようとか、シリーズを重ねていく中で、とにかく細かく調整を続けてきたんです。
最近では、作り手側もシリアスとコミカルのさじ加減を分かってきています。楽しいミニゲームは、私たちが今まで『龍が如く』シリーズを作り続けてきたことでたどり着いた、絶妙なチューニングから生まれた「秘伝の味」なんです。
――先日、『龍が如く 極』に登場する貼り紙の文言(※)がネット上でバズっていましたが、こういうところもみなさんの作り込みのひとつですか?
※店舗用の貼り紙の文面が「お客様各位 いつもご利用いただき、ありがとうございます。当店はうんちゃらかんちゃら。ほにゃららーらーでございます。また、ぽんぽんほらほらとさせていただきます。何卒ご理解とご協力をお願い致します。店長」となっていた
阪本 これね……。背景班のデザイナーがやっちゃったデータだと思います。きっと担当者は上長から叱られてるでしょうね(笑)。
堀井 スタッフの間で特定されているでしょうね。
阪本 バズればバズるほど怒られるってやつです。
(C)SEGA
■プロフィール
阪本寛之(さかもと・ひろゆき)
『龍が如く』シリーズチーフプロデューサー。
堀井亮佑(ほりい・りょうすけ)
『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』プロデューサー/ディレクター。
【製品概要】
商品名:龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties
対応機種:PlayStation®5 / PlayStation®4 / Nintendo Switch™ 2 / Xbox Series X|S / PC(Steam)
発売日:2026年2月12日(木)発売予定
価格:パッケージ版・デジタル版 8,173円(税込8,990円)
デラックス・エディション 10,400円(税込11,440円)
※Xbox Series X|S / PC(Steam)版および「デラックス・エディション」はデジタル版のみ販売
ジャンル:アクションアドベンチャー
発売・販売:株式会社セガ














