『ちびまる子ちゃん』のゲームが「数百万円クラス」で取引…!? ゲーマー永遠の憧れ『ネオジオ』の現在地 【ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」】の画像
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』大竹剛店長(写真/ふたまん+編集部)

 数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?

■当時の販売価格は本体5万8000円、ソフトも1本3万円ほど!

ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第32回

 

 『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。今回は、1990年に登場したSNKのゲーム機『ネオジオ』用ソフトのお話をしましょう。

 『ネオジオ』には、ゲームセンターで稼働していた業務用と、「凄いゲームを、連れて帰ろう。」というキャッチコピーのもと行われた家庭用レンタルサービスがありました。のちに家庭用の販売も開始されましたが、アーケードゲームがほぼそのまま家庭で遊べる性能ということで、本体の価格は5万8000円。ロムカートリッジも、ソフトによって値段は違いましたが、だいたい1本3万円くらいしました。

 当時の感覚として、「ゲームにそこまでお金をかけるなんてありえない」というのがあったと思います。だから、当初は販売ではなく、レンタルという形だったんでしょう。ただ、私の場合は、単純に欲しかったので買ってしまいました(笑)。

 最初に購入したのは本体と、対戦格闘ゲームの『餓狼伝説』(1991年)、そして往年の人気漫画が原作の横スクロールアクション『8マン』(1991年)でした。それからは、新しいカセットが出るたびに買っていたと記憶しています。

 その後、対戦格闘ブームの効果でネオジオの人気が高まっていき、ゲームセンターでヒットした『SAMURAI SPRITS』(1993年)や『龍虎の拳2』(1994年)あたりは、家庭用でもかなりの数が出回ったようです。

 そのため、当店での販売価格も数千円程度。ここにある『餓狼伝説2』(1993年)も箱・取扱説明書つきの完品で8800円(税込)ですね。それより数の少ない『餓狼伝説』は3万3000円(税込/完品)で販売していますが、もともとの定価も2万円台後半でしたから、高騰しているという感じはありません。

 ただし、ネオジオのソフトの中でも本当に数の少ないタイトルは、とんでもない価格で取り引きされていたりします。

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