■雰囲気変わって美少女化!? ハツラツとした副官「フレデリカ」

 『銀河英雄伝説』は田中芳樹氏による人気SF小説であり、アニメシリーズとしては1988年からOVAを中心に展開。そして2018年からは、『銀河英雄伝説 Die Neue These』(通称、ノイエ版)と題したリメイク版がスタートした。

 同作は銀河帝国のラインハルト・フォン・ローエングラムと、自由惑星同盟のヤン・ウェンリーの2人を中心に、銀河を舞台にした二大陣営の戦いを描いた壮大な物語である。

 同盟サイドの主役であるヤンの副官を務めるフレデリカ・グリーンヒルは、新旧アニメのどちらでも素敵な美女として描かれているが、キャラクターデザインの振り幅に驚いたファンも多いのではないだろうか。

 いわゆる旧アニメにあたるOVA版のフレデリカは、内面はともかく、外見的にはショートカットの似合う穏やかな女性という雰囲気だった。声を担当しているのも榊原良子さんということもあって、話し方や声のトーンも落ち着いていて母性を感じるほど。

 一方、ノイエ版のフレデリカは長い髪を後頭部で束ね、切れ長の瞳が特徴の美少女のような容姿。気品を備えながらも芯が強い“お嬢様"といった印象を受ける。

 ノイエ版のフレデリカの声は遠藤綾さんが担当。ハツラツとした若さあふれる演技が特徴的で、見た目の変化も合わせて、「若返った」と感じた人も多いのではないだろうか。


 今回紹介した作品以外にも、長期シリーズ化しているアニメは、多少なりとも登場キャラクターのビジュアルに変化は生じているはず。初期と最近の映像を見比べてみれば一目瞭然だろう。

 そんななかでも、大胆なキャラクターデザインの変更は賛否の声があがりやすい部分ではあるが、その背景には作品が生まれた時代や、そのときの流行なども反映されている。今後のアニメのリメイク作品などでは、どのような新しい変化がもたらされるのかも注目していきたい。

 

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