人気漫画がアニメ化された際、キャラクターデザインの変化によって、原作と異なる容姿になるケースは珍しくない。そしてアニメが何シリーズにもわたって放映されている長編やリメイク作品においては、シリーズ途中でキャラクターのビジュアルが大きく変わることもある。
アニメ新シリーズが発表されたときにガラッとキャラデザが変わっていて、「もはや別人では?」と驚いたこともあるはずだ。
そこで今回は新シリーズ放映のタイミングや、アニメがリメイクされたタイミングで、キャラデザが変わりすぎてファンに衝撃を与えた女性キャラクターたちをピックアップしていこう。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■まさかの萌えキャラ化に驚愕『ゲゲゲの鬼太郎』(第6期)「ねこ娘」
水木しげる氏による『ゲゲゲの鬼太郎』は、1968年に第1期アニメシリーズが放送。妖怪漫画の金字塔である同作は、以降も定期的にアニメ化され、2018年からは第6期シリーズが放送されている。
最初にアニメ化されたのは半世紀も前のことであり、シリーズを重ねるごとにストーリー面にもそれぞれの時代背景が反映。それと同時に、キャラクターデザインも変化していった。その中でも鬼太郎の仲間であり、ヒロインの1人でもある「ねこ娘」の第6期シリーズでの変わりようは激しい。
当初は、ツリ目で陰影の薄いのっぺりした顔におかっぱの刈り上げ頭が特徴だったねこ娘。だが、アニメ第6期では一気に頭身があがり、ミニスカートから美脚がのぞくモデル体型の美少女に変貌を遂げた。
それまでの刈り上げやおかっぱのショートヘアではなく、団子を結ったおしゃれな髪型になり、まさに“萌えキャラ”と化した。
この外見の大幅な変化にともない、内面は従来の勝気な部分を受け継ぎつつも、クールで凛々しく、少々ツンデレ気味な性格になっている。
また、これまでのシリーズではあまり戦闘面で活躍することがなかったねこ娘だが、第6期では強さの面でもパワーアップ。強くてかっこよく、女子が憧れるキャラクターとなった。
戦闘モードになると口が大きく裂け、妖怪っぽい形相になる従来のねこ娘とは違い、第6期では目が金色になる程度で、顔自体は大きく変わらないのも特徴だ。
■若返ってまさかのJKキャラに!? 「妖怪人間ベラ」
『妖怪人間ベム』が最初にアニメ化されたのは1968年のこと。人造生物であるベムたちが人類社会で迫害されながらも、いつかは人間になることを夢見て悪と戦い続けるストーリーである。
その初代アニメ版のベラが、人間に近い姿に変身しているときは20代後半の黒髪ロングの長身女性風で、やや人間離れした白い肌をしていた。性格は強気で気が短く、感情をストレートに出すタイプ。正義感が強すぎるあまり、やり過ぎてしまうこともある。その反面、面倒見がよく情にもろいところがあり、戦闘ではムチを使って戦うスタイルだった。
しかし、2019年にリメイクされたTVアニメ『BEM』、そして2020年に上映された『劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~』では、驚くべきことにベラは“JKキャラ”になった。
同作のベラは、ふだんは「アナベラ」という名前で名門校セントジョーゼフ・ハイスクールに通う女子高校生。無口でクールな赤毛の美少女で、これまでの『妖怪人間ベム』を知る人からすると、まさに「誰これ?」な状態だ。右腕に仕込んだムチを使うスタイルは継承しつつも、冷気を操る能力を主体に戦う。
もはやイメチェンを通り越して、年齢や容姿が別人レベルに変わったことに驚かされたが、昨今のアニメなら美少女キャラが出るのは当然といえば当然。令和の時代に『妖怪人間ベム』がリメイクされるなら、紅一点のベラが若返るのは、ある意味必然だったのかもしれない。


