■ダンスも浴衣姿も爽やかさが突き抜けている『アサヒ 十六茶』

 新垣さんの出演してきたCMの中で最長となるのが、2009年から現在に至るまで16年以上にわたりCMキャラクターを務めているアサヒ飲料『アサヒ 十六茶』だ。「十六茶=新垣結衣」というイメージが完全に定着しており、これまで数え切れないほどバラエティ豊かなCMが放送されてきた。

  『アサヒ 十六茶』のさっぱりした味わいときらめく笑顔の新垣さんは親和性が高く、一言で表現するならどのCMもとにかく爽やかなのが印象的だ。

 「16」というキーワードとかけた松本伊代さんの名曲『センチメンタル・ジャーニー』の替え歌を歌いながら『アサヒ 十六茶』を飲んだり、浴衣や野球応援で夏らしさを表現してみたり、さらには16人の用心棒に守られてみたりと、ありとあらゆる新垣さんの可愛い表情を存分に堪能できるものばかりだ。

 ちなみに、16人の用心棒が登場する「わたしの味方」編撮影時のインタビューでは、もし用心棒がいたらどんな時に守ってほしいかと聞かれて「怖い話を見聞きした夜、お風呂とかトイレが怖くなっちゃった時にいてくれたら安心する」と、はにかみながら答えていた。新垣さんが用心棒を募ったら、とんでもない数の護衛がつきそうである。

 また、2023年には商品発売30周年を記念し、初代CMキャラクターである小林聡美さんとの共演も実現。制作陣から“胸が昂った”と歓喜の声が上がっていた。16年以上の長い歴史を重ねてきた新垣さんと『アサヒ 十六茶』のタッグは、これからも多くの人々に爽やかな時間を届けてくれるはずだ。

 

 『メルティーキッス』のCM降板はファンに大きな衝撃を与えたが、新垣さんが長年にわたってCMを通してお茶の間に笑顔と癒しを届けてきた事実は揺るがない。

 どのCMでも変わらない可愛らしさと爽やかさは、多くの人を惹きつけてきた。その輝きは、これからも変わらず人々の心を明るく照らし続けていくことだろう。

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