 
    現在放送中のアニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』。国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』のスピンオフとして描かれる本作は、サラリーマン・野原ひろしが「昼食」という束の間の時間に全力を注ぐ異色のグルメ作品だ。
10月24日に放送された第4話では、大阪出張をテーマに「駅弁の流儀」と「串カツの流儀」という2本立てのエピソードが描かれた。新幹線でのランチタイムから出張の締めを飾る大阪グルメなど、今回もひろしらしい迷走とツッコミが炸裂した回となった。
■駅弁にだって“流儀”あり! 謎アドバイスから始まる新幹線ランチ
最初のエピソードは「駅弁の流儀」。冒頭、大阪出張の前に、新幹線で何を食べるか悩むひろしだったが、彼の前に突然、シュッとしたサラリーマン風の男が現れる。唐突な男の登場に戸惑うひろしに、男は「特上鶏めし弁当がおすすめですよ」とだけ言い残し、颯爽と去っていく。
実は本キャラクターは“高桐あきたけ”という、『クレヨンしんちゃん』本編には登場しない『昼メシの流儀』のオリジナルキャラクターだ。
そして新幹線の車内へ乗り込み、3人掛けシートの中央に座るとさっそく昼メシの時間がスタート。自身が買ってきた特上鶏めし弁当を頬張ると、「昼めし! 鶏めし! 恐るべし!」と、列車の中で食べる駅弁の格別さに酔いしれた。
その後、ふと両隣の席を見ると、童心あふれる「コケコッコー弁当」を頬張るエリート風のサラリーマンと、大人っぽい「カスクート」を食べる小学生が座り、「いや、(弁当のチョイス)逆じゃない!?」と心の中でツッコミを入れまくるひろし。
しかし、各々が自分の好きなものを好きなように食べる姿に「俺は周囲の視線を気にしてばかり……」とちょっぴり反省。最終的には、お腹いっぱいで眠くなった両隣によりかかられ「席……代わりたい……」とつぶやくひろしであった。

 
          
