■どうしてもこだわりたくなる「1%の本物」
最後に紹介したいのは、『ポケットモンスター ソード・シールド』に登場する「ヤバチャ」。紫色の液体が入ったティーカップのような姿をした可愛いゴーストポケモンだ。
実はヤバチャには2種類の姿があり、「しんさく(真作)フォルム」と「がんさく(贋作)フォルム」がある。どちらも能力自体はまったく同じだが、真作フォルムはカップの底にブランドロゴのような模様が存在。また、進化に必要なアイテムもそれぞれ異なる。
野生で出現するヤバチャのほとんどは贋作で、真作が現れるのは1%の確率だという。低確率なうえにバトル時は真作の模様が見えにくいこともあって、捕まえてから進化アイテムなどで確かめる作業が必要となる。
捕まえるには相当な労力が求められ、ポケモン図鑑のコンプリートには贋作でも十分なのだが、コレクターとしてはやはり真作を捕獲したいもの。
そして恐ろしいことに世の中には、単なる真作ヤバチャだけでは飽き足らず、超低確率の色違いの真作ヤバチャまで欲しがるコレクターまで存在するという。
さまざまな苦難を乗り越えてポケモン図鑑を完成させると、ゲーム内で「ゲームフリーク」から賞状などのプレゼントがもらえる。もちろん、その特典もうれしいのだが、入手が難しい激レアポケモンを集めきった達成感こそが最大のご褒美かもしれない。
ポケモン好きの皆さんが、これまで捕まえるのにもっとも苦労したポケモンは何だっただろうか。