
2025年4月8日より放送されている『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』(日本テレビ系)が、6月24日深夜に放送される第12話をもって最終回を迎える。
『ジークアクス』は『エヴァンゲリオン』シリーズを手掛けるスタジオカラーと、『ガンダム』シリーズを手掛けるサンライズによって制作されている。シリーズ第1作である『機動戦士ガンダム』で描かれた一年戦争が異なる結果を迎えた世界観となっており、「ファースト」における仮想戦記という位置づけとなる。過去作のオマージュのあるストーリー展開や、歴代『ガンダム』のキャラの登場も多く、『ファースト』からのガンダムのファンからも高い評価を得ている。
『ジークアクス』では、ララァ・スンやシャリア・ブルなど、過去作品の登場キャラがこれまでのものとは違う見た目で登場する。スタイリッシュなキャラクターデザインは『戯言』シリーズや『刀語』など西尾維新作品を中心に多くの作品を手がける竹氏によるもの。このキャラデザにはプロの漫画家もハマっているようで、SNSではファンアートが多数投稿されてきた。
■羽海野チカによるアンニュイな表情のララァに、ポプテピ調のブル
たとえば、漫画『ハチミツとクローバー』で知られる羽海野チカ氏もそのひとり。6月4日、自身のXに「わたしがはじめて好きになった アニメの中の美しい女の子」と添えて、繊細な筆致で描かれたララァのイラストを公開した。6月3日深夜に放送された第9話にて『ジークアクス』初登場したララァをあまりにも早く描き上げた羽海野氏にファンからは感激の声が上がった。
アナログの透明水彩で描かれたララァは、そこはかとなくアンニュイな表情を浮かべており、背景の藍色と相まってミステリアスな雰囲気を持っていた。
また、『ジークアクス』でイケオジとして描かれ、思わぬ人気となったのがファーストではわずかしか登場しなかったジオン公国のシャリア・ブルである。そんな彼を『ポプテピピック』で知られる漫画家・大川ぶくぶ氏がカラフルなタッチで描き上げ、話題となった。
大川氏が自身のXに5月21日に投稿したのが、モビルアーマー・キケロガの上で優雅に赤ワインを飲むシャリア・ブルのイラストだ。これまで多くの漫画・アニメ作品とコラボしたり、普段からXにファンアートを投稿している大川氏のイラストはさすがの一言で、キャラの特徴をうまく掴んだデフォルメイラストだった。
また、大川氏はこれまでもパイロットスーツを脱いだシイコ・スガイのイラストや、ニャアンのイラストを投稿。6月11日にも『ジークアクス』の主人公アマテ・ユズリハ(マチュ)のイラストを投稿している。竹氏、大川氏どちらもカラフルでポップなタッチなので、イラストの相性はかなり良いようだった。
このほかにも、漫画『私の百合はお仕事です』の未幡氏によるドゥー・ムラサメ、漫画『断れない会長は友江くんにだけしてあげたい』の沼地どろまる氏によるニャアンやキシリア・ザビなど、ジャンルも様々な多くの漫画家が『ジークアクス』にハマり、自身のXにファンアートを投稿している。イラストだけでなくアニメのレポートや感想も多く投稿されているのが印象的だ。