特撮出演俳優たちの飛躍について

──話が変わります。小林さんがメインライターとして関わられた『烈車戦隊トッキュウジャー』の横浜流星さんが『らぼう~蔦重栄華乃夢噺~』、『シンケンジャー』の2027年の『逆賊の幕臣』と、相次いでNHK大河ドラマに主演される経緯があります。また、『仮面ライダー電王』の佐藤健さんにしても、『トッキュウジャー』の志尊淳さんにしても、小林作品の俳優さんはその後も大きく飛躍される印象があります。

小林:いやいやいや。それはたまたまです(笑)。先駆けとしてオダギリジョーさん(『仮面ライダークウガ』)がいらっしゃいますし。「皆さん、ご活躍されてスゴいな」と思うだけで、私が脚本を担当していた作品に出ていたからということはないと思います。

──近年はアニメ作品の比率が高くなり、「岸辺露伴」シリーズもそうですが、東映の特撮以外の実写作品を担当される機会も増えてきましたね。

小林:アニメのほうに行った時から、違った系統のお話とか、違う会社さんからの依頼が増えていったんですよね。実写のドラマは「岸辺露伴」が最初かな? あれ? 自分でもよくわからなくなってきました(笑)(※)。

※単発の実写ドラマとしては2004年に放送された『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系)のうちの1本『真夜中のサイレン』がある。

──面白いものを作るという上で、小林さんは普段、どんなものからインプットされたり、刺激を受けたりされているのですか?

小林:普段あまりテレビを観ないんですよ。観るとしたらYouTubeぐらいで、特にインプットのために何かを観ることは少ないですね。

──それは驚きですね。あれだけのものを生み出しているので、その分、常に何かを自分のなかに取り込んでいるのだと思いました。

小林:映画を観ても古いものが多いんです。結局、私は自分が小さい頃見てカッコいいと思ったものをずっと抱えて、そればかりをやっているということだと思います。

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