100メートル「1秒以下」は当たり前!?歴代『仮面ライダー』最速は誰?驚異の「スピード系能力」を考察!の画像
『仮面ライダーカブト』 VOL.9 [DVD](東映)(c)石森プロ・東映

 『仮面ライダー』と言えば、作品をまたいでどのライダーが最強なのか、どのフォームが最強なのかという最強議論が交わされることが多い。そして、それらと並んで「もっとも速いスピードライダーは?」という最速議論もある。

 スピードに特化したライダーは数多く存在し、その規格外の速さは視聴者を惹きつけてやまないのだ。

 そこで今回は、平成以降の『仮面ライダー』シリーズの中で、スピード系能力を持つライダーを厳選し、誰がもっとも速いのかを考察していこう。

※本記事には各作品の内容を含みます

■スピードはジェット機並み?仮面ライダードライブ タイプフォーミュラ

 まずは、平成仮面ライダー第16作『仮面ライダードライブ』だ。このライダーは、名前や外見からして車をイメージしたものとなっており、シフトカーの交換(=タイヤコウカン)によってフォームチェンジを行う。

 その中で登場したフォームの1つが、仮面ライダードライブ タイプフォーミュラだ。初登場は第21話の魔進チェイサーとの戦いで、一定範囲での行動をほぼ完璧に封じる「超重加速」によって身動きが取れない中、打開策として一か八かのぶっつけ本番で変身した超強化形態である。

 この形態では超高速移動が可能となり、本気で加速していない状態(100メートル0.200秒)ですら『仮面ライダーW』の仮面ライダーアクセルトライアルのマキシマムドライブ状態(100メートル0.27秒)を上回る。本領を発揮したときには一般人からすれば姿をとらえることはおろか、突風が通り過ぎたとしか思えないほどの速度に……。

 走力は加速すると100メートル0.120秒になり、時速に換算すれば1800キロメートル=マッハ1.5ほど。レーシングカーの最高速度を軽々と飛び越え、もはやジェット機や戦闘機の速度に匹敵する速さといえる。

 第33話では、タイプフォーミュラこそが本来の最終形態だったと発覚したが、奇跡によって究極形態であるタイプトライドロンが生まれた。車をイメージしたドライブにおいて、もっとも速度に優れるのがトライドロンではなくタイプフォーミュラである点も踏まえると、その存在感は非常に大きい。

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