■GBA版『FF6』の「オメガウェポン」
1994年発売のスーパーファミコン用『ファイナルファンタジーVI』は、個性豊かなキャラクターたちによる重厚なストーリーが描かれた名作。2006年にはゲームボーイアドバンスでリメイク版が発売され、新たな裏ダンジョンとともに、屈指の強敵「オメガウェポン」が登場した。
オメガウェポンは、「アルテマウェポン」や「アルテマバスター」と見た目は共通しているが、戦闘力はまるで別物。なんと倒しても2回復活する仕様だ。
技のバリエーションも豊富で、第1形態では「クエイク」や「エアロガ」などの魔法攻撃、第2形態では「波動砲」や「アトミックレイ」といった強力な特技が中心。最終段階ではそれらを複合した苛烈な攻撃を展開し、まともに受ければパーティは即壊滅する。
とはいえ、『FF6』は比較的ダメージインフレが起きやすい作品。ロックの「バリアントナイフ×みだれうち」や、「アルテマ」連発といった戦術で一気にHPを削り切る短期決戦が可能であるため、準備次第では攻略できるボスでもある。
歴代『FF』のリメイク作で追加されたボスたちは、本編のボスを凌駕するほどの強敵として、プレイヤーの前に立ちはだかってきた。彼らは単に手強いだけでなく、『FF』シリーズの奥深さや、プレイヤーの創意工夫を試す存在でもある。
今回の記事で紹介したボス以外にも、リメイクによってさらに手強くなったボスは数多く存在する。次にリメイクされる『FF』では、どのような強敵がプレイヤーを待ち受けるのだろうか。今後の発表が楽しみでならない。