「重圧に感じる部分もあった」ブンブンジャー井内悠陽&キングオージャー酒井大成が語る「戦隊レッドの宿命」とはの画像
井内悠陽(左)と酒井大成  撮影/イシワタフミアキ
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『爆上戦隊ブンブンジャー』範道大也/ブンレッド役の井内悠陽さん、『王様戦隊キングオージャー』ギラ・ハスティー/クワガタオージャー役の酒井大成さん。「レッド」を演じる二人によるスペシャル対談! 「レッド」を演じる魅力や、参考にした戦隊シリーズなどたっぷりトーク。さらに、まもなく公開となるVシネクスト『爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー』の見どころについて聞いた!

 

『爆上戦隊ブンブンジャー』の範道大也を演じた井内悠陽さん、『王様戦隊キングオージャー』のギラを演じた酒井大成さん。二人が戦隊の中心となる「レッド」を演じる上で、それぞれ参考にしたかつての戦隊シリーズはあったのだろうか。

酒井:『キングオージャー』は上堀内(佳寿也)監督だったので、上堀内監督がこれまで監督をされた作品をどんな演出をするんだろうと思って見ました。『(騎士竜戦隊)リュウソウジャー』ですね。あと、参考にしたという意味では、ヨーロッパの中世が描かれてる映画も観ました。中世の人たちの暮らしとかを知りたくて。いろいろ調べたりもしました。

井内:僕は『(海賊戦隊)ゴーカイジャー』のキャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド(小澤亮太さん)を参考にしました。マーベラスとジョー・ギブケン/ゴ―カイブルー(山田裕貴さん)との関係性が、大也/ブンレッドと鳴田射士郎/ブンブルーとの関係性に似ているなと思ったんです。あとは、ちょっと“俺様感”みたいな部分もマーベラスを参考にしました。

戦隊シリーズは1年という長期間にわたって放送される。1年間それぞれの「レッド」を演じ切った中で、「レッド」を演じることの魅力、そして大変さを、どのように感じたのだろうか。

酒井:魅力の部分で言うと、やっぱり、変身のとき、真ん中に立つのはすごく気持ちいいですね(笑)。

井内:確かに(笑)。

酒井:作品を通して、トータルで「レッド」が軸で進んでいくので、そこはありがたいことではあるんですけど、重圧に感じる部分もありました。演じ切って、二度とできない経験をさせてもらったなと思っています。

井内:僕は「レッド」だから特に大変というのはなかったと思います。変身に関しても僕のきっかけにみんなが合わせてくれたり、アクションでも共演者のみんなが「レッドの動き見て合わせるわ」って言ってくれたりして、とてもありがたかったです。みんなのおかげだなと思います。

酒井:それは間違いなくそうだね。

井内:でも、演じること以外の部分では、取材や舞台挨拶のイベントで、締めの言葉を任されるので、そこは少し大変だなといつも思っていました(笑)。

酒井:確かに(笑)。だんだん慣れた?

井内:いや、慣れなかったです(笑)。「締め」の言葉とかずっと苦手でした。いつもみんなのコメントが出た後なので、「みんなも言っていたんですけど」みたいのを何度も言っちゃっていました(笑)。

酒井:確かに「締め」のコメントはかなり苦労しましたね。周りが言ったことと違うことを言わないといけないし、取材の皆さんにちゃんと作品のことを伝えないといけないし、やっと最後のほうで慣れた感じです(笑)。

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