■「最強」の血を引くエリート!?
『ドラクエ８』の主人公は、一見普通の青年だが、子どもの頃の記憶を失っている。実は当時彼がいたトロデーン城に現れた道化師「ドルマゲス」が呪いをかけ、城にいた人々の姿を変えてしまっていたのだ。
それにもかかわらず、その場にいた「主人公だけが無事だった」ことが大きな伏線となっている。その後の冒険中も「呪いが効かない」という主人公の体質に助けられる場面が存在した。
そんな主人公の謎が解き明かされるのは、なんとゲームクリア後のイベントでのこと。実は『ドラクエ８』の主人公は、サザンビーク王国の「エルトリオ王子」と、竜神族の娘「ウィニア」の間に生まれた超サラブレットなのだ。
しかし、このふたりの愛は竜神族の間では禁忌とされ、子どもである主人公は記憶を消す呪いをかけられて人間界へと追放された。その竜神族の呪いがあるがゆえに、そのほかの呪いを受けつけない体質になっていたのである。
なお「竜神族」は、人とドラゴンのふたつの姿を持つ。『ドラクエ』シリーズの主人公には王家の血を引く者はいたが、『ドラクエ８』の主人公は、人間の王家と竜神の血を引く者であり、「最強の血統」といっても過言ではない。
このように歴代『ドラクエ』シリーズで、さまざまな側面から最強と呼ぶにふさわしい主人公たちを掘り下げてみた。もちろん、プレイヤーによって最強だと感じるポイントは異なるので、それぞれが思う最強主人公がいるはず。ドラクエ好きの皆さんが、最強だと感じた主人公は誰だろうか。
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