■イケメン妖怪になりきった…斎藤工のぬらりひょん
続いては、大ヒットゲーム『妖怪ウォッチ』の実写化映画第三弾『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』から。同作は2016年に公開された作品で、突如現れた大きなクジラによりケータたちが実写化されてしまうというストーリー。3DCGアニメと実写を組み合わせた“ハイブリッド映画”として注目を集めた。
実写パートでは、ケータを南出凌嘉さん、フミカを渡辺優奈さん、クマをハライチの澤部佑さんが演じている。やたらとデカい澤部さんのクマも面白いのだが、今回注目するのは大人の色気ムンムンな斎藤工さんだ。
演じていたのは、山崎賢人さん(※「崎」は「たつさき」が正式表記)演じるエンマ大王の側近・ぬらりひょん。妖怪のぬらりひょんといえば、大きな頭の老人姿というイメージがあるが、『妖怪ウォッチ』のぬらりひょんは腰まである白髪、切れ長の目、高身長に黒い和装のイケメンである。
斎藤さんはそんなぬらりひょんの外見を忠実に落とし込み、キャラクターがそのまま出てきたかのようなリアルさを実現。さらに、キリッとしたメイクをしていることもあり色気は増し増しだ。
登場シーンは、物語の中盤である。エンマ大王と将棋に興じていたぬらりひょんは、自分たちが実写化したことに気づくと「由々しき事態」と一言。
だが、焦ることはなく、むしろ鏡に映る自分の姿を見てうっとり。エンマ大王(山崎さん)は「ただでさえブリリアントな俺がさらにパーフェクトな美しさを醸し出しているではないか」と、ぬらりひょん(斎藤さん)は「私の顔にも、これまでのかっこよさに加えコケティッシュな魅力がプラスされているようです」と自画自賛する。確かにかっこいいが、横文字を連発しながら真顔で自分を褒め称える姿には笑ってしまう。
もう一つの見どころは、体が勝手に動くという設定で差し込まれる謎ダンス。二人ともダンスはあまり経験がないため、悪戦苦闘しながらも練習に励んだのだとか。かっこいいものの、動きがぎこちないうえにこれまた真顔なのが笑いを誘っていた。