■7体を仲間にした後はワルロボたちとの戦いが続く
その後はワルナッチ博士が作ったワルロボたちとの戦いが続くのだが、筆者は慣れたキャラ「ホノオ」をひたすら使い続けた。時々ダウンは奪われるものの、ゲームオーバーになることはほぼなく、ひたすら順調に勝ち続けていった。
だが、終盤になってくるとさすがに敵も強くなってくる。特にスカポンの強化版のようなロボット「スカポカーン」が強敵で、動きが早く、間合いを詰められて投げに入るスピードがとにかく早い。
ここで何度かゲームオーバーを繰り返したため、「ホノオ」を諦め、「ネオ」というキャラにチェンジ。このキャラは「ウェーブショット」という飛び道具と「ネオカイテンアッパー」という対空技があるのは「ホノオ」と同じだが、「レンダキック」といういわゆるボタン連打技があるのが大きい。
連打攻撃でスカポカーンを牽制しつつ、攻撃しようとして飛んで来たらネオカイテンアッパーで叩き落すという方法であっけなく撃破。
そのままの勢いでラスボス「ホウオウ」戦に突入。そのまま「ネオ」で挑み、多少苦戦したものの勝つことができた。
プレイ時間は2~3時間程度だっただろうか。見事にクリアし、エンディングではスカポンがお笑いロボットとして寄席で芸を披露している場面が流されて終了。スカポンは最初の「ホノオ」戦でしか使わず、ほとんど空気だったが、この際気にしない。
今回は難易度をノーマルモードでプレイしたため、それほど苦労せずにクリアすることができたが、ハードモードも用意されておりクリア後も十分に楽しめる。
また、ステージをクリアした後に各対戦のフィニッシュ技がプレイバックされるようになっており、「最後はかっこいい技で決めたい」という格闘アクション好きを刺激する演出も魅力だ。
そして、何といっても友人同士で対戦モードをやればかなり楽しめるだろう。
『ジョイメカファイト』はファミコン末期に発売されたゲームで、すでに多くの子どもたちはスーパーファミコンに夢中になっていた時期だと思われる。しかし、本作を手にした人はファミコンのスペックを最大限にまで活かしたこのゲームに大感動したに違いない。まさに「隠れた名作」といえるだろう。「Nintendo Switch Online」で初めてプレイする人は、きっとその独特の魅力の虜になるだろう。