■冒険を進めるためにカジノは必須『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のカジノは、「ソルティコの町」と「グロッタの町」に設置されている。ソルティコの町のカジノは中盤に訪れることができ、グロッタの町のカジノは世界異変後に解放される。

　定番の「スロット」や「ポーカー」に加え、『ドラクエ８』から登場した「ルーレット」が楽しめる。ただ、発売直後に大きな話題となったのは、プレイステーション４版限定で初登場となった「マジックスロット」だ。

　これは現実の「パチスロ」のように作り込まれたスロットマシンで、自分のタイミングでリールを止める「目押し」までが可能になっている。ゲーム性も演出も非常に高い完成度で、「パチンコ店にあってもおかしくないレベル」と、ガチのパチスロユーザーが絶賛したほどだった。なお、「マジックスロット」はリメイク版となる『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてＳ』でも遊ぶことができる。

　『ドラクエ１１』といえば、カジノをプレイしないと冒険を進めることができない点も大きな特徴だろう。

　グロッタの町は妖魔軍王ブギーに占領され、仲間のマルティナが洗脳され囚われている状態。勇者一行がマルティナを救出するためには、カジノで景品交換所から「ラブリーエキス」を入手し、道をふさぐモンスターに渡す必要があり、カジノをしなければ冒険を進行できないというシリーズ初の試みが導入されている。

『ドラクエ』シリーズのカジノは本当によく作られていて、カジノにドハマりしてしまい、冒険そっちのけになってしまったプレイヤーも多いのではないだろうか。

　前述のように、２０２４年１１月１４日には、ＨＤ‐２Ｄ版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』がリリース予定だ。「モンスター格闘場」や、リメイク版では「すごろく場」などもあった『ドラクエ３』だが、どのような“遊び場”が設けられているかも注目だろう。

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