漫画やアニメのイケメン男子キャラは、いつの時代も読者や視聴者のハートをわしづかみにする。中でも、意外なギャップで我々を驚かせ、女子をときめかせるのが、子どもの姿から超イケメンな大人の姿に変貌する男子キャラだ。
初登場からずっとイケメンなキャラが人気なのはもちろんのことだが、こういったギャップを持つキャラもまたおのずと人気が高くなる。そこで今回は、大人の姿でイケメン度が爆上がりした男子キャラを見ていこう。
■成長ぶりに驚いた『ONE PIECE』のコビー
まずは、尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』に登場する海軍大佐のコビーを見ていこう。彼は、ルフィが海に出て初めて出会った人物で、初登場時はルフィよりも身長が小さく、メガネをかけた下膨れフェイスという冴えない男児だった。ピンクヘアは可愛らしいが、ぜい肉だるだる(ルフィ談)で、決してイケメンとは言えない。
海軍将校になるという夢を持っていたコビーは、ルフィに感化され、アルビダから解放された後に海軍に入隊。大変化を遂げたのは、そこからのことだった。
ウォーターセブンで再会したコビーは、海軍本部曹長になり、身長が伸びていた。そして、引き締まった体に目鼻立ちのハッキリしたイケメンになっていたのである。これにルフィも「成長期にもほどがあるぞ」と驚いていたが、読者もかなりの衝撃を受けたはず。
さらに、トレードマークのメガネもおしゃれアイテム扱いになり、ヘアスタイルも毛先を遊ばせた現代風になっている。かつての面影はなく、初期との共通点といえばピンク色の髪の毛くらいかもしれない。