■『キャプテン翼』ゲームも面白いが懸賞も欲しかった…「特製デジタルウォッチ」&「特製ソ―ラー電卓付カードラジオ」

 最後は、1988年にテクモ(現:コーエーテクモゲームス)から発売された『キャプテン翼』だ。神作と言われているシリーズだが、筆者は本作が面白かったから続編を購入した。そういったプレイヤーはきっと多かっただろう。それだけに本作の価値は大きいと言える。

 サッカーゲームながらコマンド式を採用しており、敵と遭遇するとパスやドリブル、必殺技を選択することができる。シミュレーション要素もあって楽しかった。

 リアルタイムで敵側が見えないという難点もあったが、次作以降は改善されていた。強敵との対戦は難易度が高く、一度負けてレベルアップしないとなかなか勝てないこともあった。きっとすべてのプレイヤーが、GK森崎を必死に応援したことだろう。

 本作では、先着1000名に「特製デジタルウォッチ」がプレゼントされる懸賞があったが、発売日に買えなかったこともあり、手に入れることはできなかった。しかし、さらに応募者全員のなかから抽選で、「特製ソ―ラー電卓付カードラジオ」が1000名にプレゼントされるという。

「電卓付カードラジオ」というカッコいい響きにひかれてこれも応募したものの、発送されてこなかった。結局、これも落選してしまったようだ。

 

 ここで紹介した景品たちは、筆者がすべて落選してしまったものばかり。当選した人たちが羨ましい限りだ。

 もう30年以上も前の話になるので覚えていない人も多いだろうが、現在ではかなりレア化して価格が高騰している景品もあるらしい。機会があったら見てみたいものである。

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