ゲーム界で主人公の最高の相棒モンスターといえば、『ポケットモンスター』(任天堂)シリーズの顔「ピカチュウ」を挙げる人は多いと思います。しかし、ピカチュウに匹敵するといっても過言ではない相棒モンスターが、メガドライブにも存在していたのはご存じでしょうか? その名は「ペペログゥ」。2024年4月1日で、発売から30周年を迎えた『モンスターワールドIV』(セガ)に登場する相棒モンスターです。
■『モンスターワールド』シリーズ最終作にして傑作と名高い『モンスターワールドIV』
『モンスターワールドIV』は、セガから生まれた『ワンダーボーイ』シリーズの最終作にあたるメガドライブ用のゲーム。戦士を目指す少女アーシャが、相棒のペペログゥとともに冒険する横スクロールの傑作アクションRPGです。
1994年4月1日に発売された同作は、本日で30周年を迎えました。そう、実はピカチュウが登場する『ポケットモンスター赤・緑』(任天堂)より、2年も早く発売されています。つまりペペログゥこそが、元祖・ゲーム界最高の相棒モンスターだったともいえるのです。「……そんなにペペログゥってすごいの?」と思われる読者もいると思うので、ここでペペログゥの“ぐぅかわ”なところを紹介しましょう。
■ぶらさがって、ジャンプして、投げつける!? ペペログゥと協力してギミックを乗り越える!
街で大流行している不思議な動物「ペペログゥ」。街の人々が連れているペペログゥは黄色い色をしているのですが、アーシャが卵から孵したペペログゥは青い色をしていてオンリーワンの可愛さがあります。こうして生まれたペペログゥはアーシャを追従するだけでなく、冒険に欠かせない相棒として活躍します。
ペペログゥを持ち上げたままジャンプすると、必死に耳(?)をパタパタさせゆっくり降りてくる「ペペログゥパラシュート」状態となり、そこでもう一度ジャンプすると二段ジャンプが可能に。
そのほかにペペログゥを投げることでスイッチを押してくれたり、アーシャがやられてしまったときには所持している薬(体力を回復できる)を使ってくれたりと活躍は多岐にわたり、冒険には欠かせない存在です。
ただ、ゲームを進めていくと、ペペログゥは成長し大きく重くなってしまい、持ち上げても歩けなかったりしてしまうことも。終盤には、ペペログゥとお別れするときが来てしまうのですが、そこからアーシャとペペログゥがどうなるかはぜひゲームで体験してほしいところです。