HD-2D版はどうなる? “キラービー”に“スライスつむり”も…『ドラクエ3』集団で登場したらやっかいなザコキャラの画像
スクウェア・エニックス『ドラゴンクエスト』公式サイトより  (C)1988, 2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved. (C)SUGIYAMA KOBO

 続報が待たれる『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』。1988年2月にファミコン版が登場してからすでに36年もの時が過ぎたが、その人気はいまだに健在だ。オリジナルはもちろん、スーファミ版やスマホ版といったリメイク版をプレイしたプレイヤーも、今回のリメイク版に期待を寄せていることだろう。

 懐かしい『ドラクエ3』だが、敵モンスターも増え、バトルも楽しかったものである。今回は、集団で登場したやっかいなザコキャラを振り返ってみよう。

■初めて食らったマヒ攻撃! カザーブ周辺での危険な集団戦「キラービー」

 まずは『ドラクエ3』で初登場した“マヒ攻撃”を繰り出してくる「キラービー」だ。一見、蜂のようであるが、尻尾やハサミがあるのでサソリのようにも見える。現実世界で遭遇すると恐怖だが、ドラクエワールドだとなんだか弱そうなザコキャラだ。

 しかし、キラービーは侮れない。カザーブ周辺などで集団で登場するのだが、まだまだ冒険の序盤戦。コイツに攻撃されてマヒ状態になると、痺れが取れずに動けない。しかも、全員マヒになると全滅するから恐ろしいのだ。

 このあたりのレベルだと“キアリク”を覚えていないので「まんげつそう」が必要となるのだが、初見プレイヤーは持っていないことも多いし、リメイク版だと油断して“ふくろ”に入れっぱなしになっていることもあった。

『ドラクエ3』は、マヒ状態になると戦闘中にも自然回復しないのでかなり危険だ。しかもキラービーは「じんめんちょう」という見た目がカオスなモンスターと同時に出現し、マヌーサと合わせ技をしてくるので、先制攻撃しないと全滅まっしぐら……という事態になってもおかしくない。痺れて動けないところにこんなヤツらが迫ってくるなんて、ホラー映画さながらだ。

 さらに、カザーブ周辺は山奥の設定なのでエンカウント率が非常に高いのもやっかいだった。戦闘が終わってもしばらくマヒ状態は続くので、回復しないまま次の戦闘に入ることも多々あった。集団で登場するとパニックに陥ってしまう敵キャラだったものだ。

■ムオル周辺で耐性抜群の難敵だった「スライムつむり」

 ダーマ神殿を訪れ、なんとか徒歩でもたどり着けるのがムオルの村だ。ここはジパングから海路で来るのが通例なのだが、ちょっと頑張ると陸路でも行ける。しかし、このムオル周辺には難敵な「スライムつむり」が登場する。

 貝殻を背負ったスライム系で見た目も可愛らしい。初見だと戦闘は弱そうに見えるので普通に打撃で倒そうとするのだが、なんと守備力が半端なく高い。メタルスライムに匹敵するほどなのにHPは20あるので、ある意味こちらのほうがやっかいだ。しかも、攻撃呪文や“ルカニ”がかなり効きにくいというカオスぶり。挙句の果てに、“ラリホー”や“ヒャド”を仕掛けてくるので手に負えない……。

 こちらの攻撃はじり貧なのだが、ホイミスライムを呼ばれると非常にやっかいだった。レベルが低い時期にナメてかかってしまったら全滅必至だろう。

 そういえば、ムオルには主人公の父親「オルテガ」が倒れているところを村人に助けてもらったというエピソードがある。なぜか「ポカパマズ」と呼ばれているのだが、なるほどこんな難敵が周辺にいたら、屈強な父親が行き倒れているのも納得だ。

 ちなみに「スライムつむり」には“ニフラム”が有効。経験値が欲しいプレイヤーは、なんとか倒してやろうと必死になったものだろう。しかしこんな可愛い姿をしているのに、こちらを徐々に削っていくなんて……いやはやドSなスライムだった。あ、それでポカパマズはパンツ一丁のマスクマンだったのか……って、こちらはドMか?

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