『チェンソーマン』姫野先輩に『ヒロアカ』『【推しの子】』…少年漫画「悲しくもかっこよすぎる」女性キャラの死に様の画像
アニメ『チェンソーマン』(C) 藤本タツキ/集英社・MAPPA

 少年漫画にはかっこいい男性キャラだけでなく、作品に華を添えるお姉さん的存在の「かっこいい女性キャラ」が登場することも多い。しかし、そんな彼女たちにも悲しき運命は訪れるもので、バトル漫画などではまれに命を落とすこともある。

 それまでの展開とのギャップで読者に悲しみと衝撃を与える、お姉さんキャラの最期。今回は、人気少年漫画に登場した女性キャラたちの、壮絶にして気高い散り際を振り返りたい。

 まずは、2018年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で第1部「公安編」が連載され、現在は『少年ジャンプ+』で第2部「学園編」が連載中の藤本タツキ氏による漫画『チェンソーマン』から。

 同作は「チェンソーの悪魔」の力を手に入れた少年・デンジが公安対魔特異4課に所属するチェンソーマンとして様々な悪魔と戦っていく物語。それまでの『ジャンプ』作品とは一味違った過激な表現も目立つ漫画であるが、序盤に登場する「姫野先輩」の散り際は、特に多くの読者の印象に残ったことだろう。

 公安対魔特異4課の先輩であり、デンジと共同生活を送る早川アキとバディを組むデビルハンターである彼女。

 普段はショートカットに隻眼の、眼帯の似合う頼れる先輩女性ではあるものの、酒癖が悪く、デンジに「ゲロ」を口移しで飲ませたり、デンジを部屋に誘い入れたりと、彼女の登場シーンでは少年漫画ギリギリの表現も目立つ。見た目はセクシーで、このようにデンジに迫っていた姫野だが、実は彼女が好きだったのは早川アキだということが明かされる。

 そしてそのすぐ後、姫野はデンジらとサムライソードと交戦することとなり、自身の契約する悪魔である「幽霊の悪魔」に力をもらう代償に、自身の体を全て明け渡す。結果、着ていた服と眼帯だけを遺してアキの目の前で消滅してしまうのだ。

 その行動は全て、アキに生きてほしかったからこそ。最後のセリフは別れの言葉ではなく、「アキ君は死なないでね」という切なる願いが込められたものだった。彼女亡き後、アキは幽霊の悪魔から、姫野がかつてアキに渡した「Easy revenge!(気楽に復讐を!)」と書かれたタバコを手にする。ここで決意を新たにするシーンはグッと心に響いた。

■再序盤から登場していた講師の最期

 続いては、同じく『週刊少年ジャンプ』で連載中の堀越耕平氏による『僕のヒーローアカデミア』より、主人公・緑谷出久らの通う雄英高校の女性講師である「ミッドナイト」。

 同作は「個性」と呼ばれる特殊能力を多くの人が持つ世界で、個性を悪用する敵(ヴィラン)とヒーローの戦いが描かれる物語。学園ものの一面を持つため、序盤は学校行事なども多く描かれるが、明るい画風に反して、物語が進むにつれて戦いが激化し犠牲者が増えていく。

「18禁ヒーロー」とも呼ばれ、セクシーキャラとして初期から登場していたミッドナイトは、29巻での超常解放戦線との戦いで、生徒たちを鼓舞した後、ギガントマキアの進行を止められず死亡したことが示唆された。

 直接的な死亡シーンも描かれず、涙する生徒たちの前で折れ曲がった特徴的なマスクだけが発見されるが、むしろその演出が痛々しさを強調していた。普段明るく頼れるキャラの死亡シーンだけに、非常に心にくるものがあった。

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