“オーリン”や“妖精ベラ”、“ハンク”も…『ドラクエ』シリーズで本当の仲間にしたかった「戦闘型のNPC」の画像
画像は『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト3』『ドラゴンクエスト5』『ドラゴンクエスト8』『ドラゴンクエスト11』(編集部撮影)

ドラゴンクエスト』シリーズでは、プレイヤーを助けてくれる戦闘型のNPCが頼もしかったもの。基本的に命令(直接操作)はできないのだが、攻撃や回復の効果は大きかったものだ。初登場は『ドラクエ4』の第1章に登場するライアンの良きパートナー「ホイミン」で、戦士とホイミスライムという関係がぴったりハマった感じだった。

 そして、もっとも頼れる存在だったのが、主人公の父として登場する『ドラクエ5』のパパスだ。2回攻撃と回復呪文でサポートしてくれて、心強かった。

 さて、『ドラクエ』シリーズにはパパス以外にも頼れる戦闘型のNPCがいるので紹介していこう。

■彼がいないとクリアできない? モンバーバラの姉妹を命がけで助ける『ドラクエ4』の「オーリン」

 まずは、『ドラクエ4』の第4章に登場する「オーリン」だ。モンバーバラの姉妹・マーニャとミネアの父親で、錬金術師・エドガンの弟子でもある。弟弟子のバルザックが裏切ってエドガンを殺害し、進化の秘法を奪って逃げてしまうのだが、その際、オーリンも重傷を負ったため、コーミズ西の洞窟で療養していた。

 第4章では、この洞窟でオーリンを仲間にすることができる。オーリンは力が強くて攻撃力が高い。マーニャとミネアはいってみれば魔法使いと僧侶のため肉弾戦では強くないので、ここで戦士タイプのオーリンが入ってくれるのは頼もしかった。

 そういえば、コーミズ西の洞窟に最初に訪れる段階で出てくる敵は結構強い。それなのに、わざわざ地下で療養するなんて常人ではない。さすがオーリンといえる。

 第4章ではハバリアの町周辺は強敵揃いで、姉妹2人ではかなりレベルを上げないと生き残れないほど。オーリンがいないと厳しいだろう。

 そして、オーリンといえば、やはりキングレオ城のシーンだ。「まほうのカギ」が必要な扉を力でこじ開け、キングレオに敗れたあとに脱出する際には身を挺して姉妹を守り抜く。彼がいないとクリアできなかったので、哀しかったものだ。まあ、死んだと思わせておいて、第5章で生きていると分かったときは拍子抜けしたものだが……。

■花嫁候補に入れてもおかしくない!? 『ドラクエ5』の「妖精のベラ」

『ドラクエ5』では、幼年時代に「妖精のベラ」が登場する。このときパパスは同行せず、ビアンカもいない。主人公とベビーパンサーのみがベラに会い、妖精の村へと赴くのだ。

 このときの主人公はまだ6歳。現実世界なら幼稚園年長か小学1年生程度で、読み書きも満足にできないほど。そんな幼児に対し、妖精の村を助けるべく「はるかぜのフルート」を探してほしいと頼むベラ。妖精の村を収めるポワンも一緒に頼んでいるあたり、なかなかシュールな妖精たちだな。

 この依頼を承諾すると、ベラが仲間になる。ホイミやギラを使えるから使い勝手が良く、さらに、ルカナンやマヌーサなど戦闘に有利な補助呪文も扱えるので、序盤戦としてはホイミを使えないビアンカよりも有能である。

 妖精の村があるエリアはそれほど広くないので、あまり戦闘しないで終わることも可能だ。ただ、氷の館にいる「ゆきのじょおう」は難敵。HPを上げておきたいので、レベル上げは必至だった。

 ベラとはビアンカほどではないものの、冒険時間はそれなりにかかる。幼少時代の記憶なら、ベラも花嫁候補に入れておきたいところだ。妖精と人間は時間の流れや寿命が違うかもしれないが、青年時代に再会したとき、ベラは“主人公のことが一目でわかった”と言っている。好意を持っているのが見て取れるので、残念に思ったプレーヤーもいただろうな。

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