3作連続邦画実写No.1を記録した映画『キングダム』。その4作目となる『キングダム 大将軍の帰還』が今年2024年7月12日に公開される。前作の『キングダム 運命の炎』では、李牧役の小栗旬さんや龐煖役の吉川晃司さんが登場しておおいに盛り上がったが、“馬陽の戦い”前半戦でエンディングを迎えただけに続きが気になるところだ。
そこで今回は、『キングダム 大将軍の帰還』でキャストが気になるキャラクターを紹介する。個人的な見解でキャストも考えてみたので、ご自身の予想とも比べてみていただきたい。
■秦国六大将軍の一人で王騎最愛の人・摎
まず『キングダム 大将軍の帰還』では原作コミックス13巻から16巻で描かれた、“馬陽の戦い”の決着までが描かれることが予想される。そのなかで映画未登場の重要キャラと言えば、まずは摎であろう。
摎は、先の時代の秦六大将軍の一人。本人も知らされていないが“戦神”と呼ばれた昭王の娘であり、彼女自身も戦いの天才であった。また、摎は幼いころ、“敵の城を百個取ったら自分を妻にしてほしい”と王騎と約束している。内容こそ凄まじいが、成長してそれを実行し達成目前まできていたことを考えると、とても一途で純粋な女性であったと言えるだろう。
個人的には、摎は美しく純粋なイメージもある綾瀬はるかさんに演じてほしい。その美貌はもちろん、綾瀬さんは2023年の映画『リボルバー・リリー』で凄腕の女スパイを演じておりアクションも得意だ。また、王騎の役の大沢たかおさんとは、ドラマ『JINー仁ー』でも共演しており、もう一度2人の物語を見たいところだ。
ほかには、中条あやみさんはどうだろうか。中条さんはイギリス人と日本人とのハーフでミステリアスな美貌を持ち、摎役にもピッタリだと思う。『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』『水上のフライト』などでは、運動神経の高さを見せている。また、身長169cmのスラリとしたスタイルも魅力だ。吉川さん演じる龐煖とのバトルもさまになるのではないだろうか。
■破壊を尽くす趙国将軍の一人・渉孟
李白や趙荘など渋い将軍の多い“馬陽の戦い”の趙国。そのなかで最もインパクトのある将軍といえば、渉孟だろう。巨漢を生かした戦いぶりで“破壊の渉孟”と呼ばれており、あの蒙武とも並ぶ実力とも言われている。目つきの鋭さや少々傲慢な態度も特徴で、自軍の作戦会議では仲間の将軍たちにも嫌味をぶつけていた。
そんな渉孟役に推したいのが、石塚英彦さんだ。石塚さんは100kgを超え、言わずもがな巨漢芸人だ。役者としても経験豊富で、土曜ワイド劇場『福原警部』シリーズや『刑事110キロ』など多数のドラマで主演をしている。個人的には映画『20世紀少年』マルオ役での渋い演技も印象深い。バラエティでは、時折毒づく“ワル石ちゃん”を見せているところも渉孟役にピッタリではないだろうか。
また、見た目の印象で言うと、脇知弘さんも良さそうだ。2002年の日本テレビドラマ『ごくせん』のクマ(熊井輝夫)役でご存じの人も多いだろう。
脇さんは強面の役からコミカルな役まで幅広くこなすことができる。現在は退団しているが、プロレス団体「アパッチプロレス軍」でプロレスラーとしても活動していたそうで、体格も申し分ない。