これまでに40作以上が発売!プレステにゲームボーイ…各ハードで生まれた『ONE PIECE』の名作ゲームたちの画像
DVD『ONE PIECE Log Collection “EAST BLUE”』
全ての写真を見る

 毎週日曜日にテレビアニメが放送中にもかかわらず、新アニメ『THE ONE PIECE』として“再アニメ化”されることが発表された尾田栄一郎氏の漫画『ONE PIECE』(集英社)。テレビアニメは1999年から放送が開始されており、2024年1月7日の放送で話数は1089話となる。

キン肉マン』に『キャプテン翼』、『ドラゴンボール』や『幽☆遊☆白書』のように、『週刊少年ジャンプ』の看板を飾る人気作として、これまで数々の『ONE PIECE』ゲームも作られてきた。

 第1作目は2000年に発売されたワンダースワン用ソフト『ONE PIECE めざせ海賊王!』。以降、プレイステーション任天堂機、ウィンドウズ用など40作以上が発売されており、隠れた名作も多い。今回はこれまでに発売された『ONE PIECE』ゲームから、各ハードの名作ゲームを振り返っていきたい。

■プレイステーションで楽しめる『ONE PIECE』の大作RPG

『ONE PIECE』原作のゲームの中でも、シナリオ的にもゲームシステム的にも、そしてグラフィック的にも異色な意欲作が、2003年にプレイステーション用ソフトとして発売されたRPG『ONE PIECE オーシャンズドリーム!』だ。

 シナリオは、ルフィたちが記憶を取り戻すために各地を冒険するというもの。冒険を進めるにあたって、原作に登場してきた各地を再訪するが、そこに様々なIF展開が用意されており、漫画やアニメでストーリーを熟知している人であればあるほど楽しめる内容になっている。

 会話パートやバトルパートでは漫画のコマを切り取ったようなグラフィックを採用しており、漫画を読んでいるような、アニメを見ているような雰囲気でプレイできるのがポイント。バトルの際の援護システムでは、キャラごとの掛け合いが見られるのも面白い。原作にない組み合わせのセリフも聞くことができるので、バトルそっちのけで全組み合わせを試してみたくなるシステムだ。

 本作に登場するネムネムの実の能力者「ノコ」がアニメで逆輸入されているのも見どころの一つだろう。

■3Dアクションを楽しめるWiiの『ONE PIECE』神ゲー

 2007年にWii向けに発売された『ONE PIECE アンリミテッドアドベンチャー』は3Dアクションアドベンチャーだ。

 ストーリーは、謎の球体を釣り上げたことで突如として島が出現し、それによりバラバラになってしまった仲間を集めるために、島を冒険するというもので、『ゼルダの伝説』のようにルフィたちを使って隅々まで探索ができる。フランキーが麦わらの一味として参加を始めた頃の作品で、キャラクターの造形は原作再現度が高く、見た目が変えられるコスチューム変更システムも搭載。ファンアイテムとして貴重なポイントだ。

 また、歴代のボスキャラクターとのバトルが楽しめるのが本作の最大の魅力の1つだろう。スモーカーをはじめとして、ロブ・ルッチや青キジ。原作ではルフィと本格的に戦う機会が無いシャンクスやポートガス・D・エースとも戦える。

 シークレットボスも白ひげエドワード・ニューゲートや暴走チョッパー、ビビといった、意外なキャラクターとの対決ができる。

 舞台となる島は四季が混在しており、フィールドのバリエーションも豊富。ボタン連打やダッシュ攻撃で技が簡単に出せる点も、とっつきやすくてプレイしやすい。

 レベルアップで技が増えるハクスラ要素や、アイテム収集といった探索要素、キャラクターセレクトが可能なサバイバルモードやチームバトルがあるなど、やり込み要素も豊富な「神ゲー」ではないだろうか。

  1. 1
  2. 2