令和の子どももびっくり!? 『ポケモン 赤・緑』「けつばん」や「強制レベル100」もあった“バグ技の思い出”の画像
ゲームボーイソフト『ポケットモンスター赤』(編集部撮影)

ポケモン』シリーズ第1作目『ポケットモンスター 赤・緑』を語るうえで「バグ技」の存在は避けて通れない。幻のポケモン・ミュウの出現や強制レベルアップなど、特定の手順を踏むことで発生させることができるバグがとにかく多かった。

 当時、バグ技前提でプレイしていたプレイヤーも多いだろう。かくいう筆者もそのひとりで、データの破損さえ恐れなければ、もはや“なんでもあり”のゲームだったようにも思える。

 そこで今回は『ポケモン 赤・緑』で大流行したバグ技について語ってみたい。あなたが知っているものはあるだろうか?

■「けつばん」に「アネ゛デパミ゛」…バグでしか見られないある意味レアなポケモン

『ポケモン 赤・緑』でバグに頼った理由のひとつに、幻のポケモン・ミュウの捕獲がある。通常プレイではお目にかかれないミュウを手に入れるバグ技はおおいに流行り、筆者の周囲だけで2、3個はミュウに関するバグが広まっていた。

 その“ミュウ捕獲バグ”の失敗で稀に出現したのが、バグでしかお目にかかれない正真正銘の“バグポケモン”である。

 筆者が実際に見たことのあるバグポケモンは「けつばん」 とか「アネ゛デパミ゛」といった名前で表示されるものだ。「けつばん」は、ノイズまみれの四角い物体の姿でとても怖い。一方「アネ゛デパミ゛」は、当時人気のリザードンの見た目をしていて、名前の不気味さも相まって妙にカッコよく思えた。

 筆者がはじめてバグポケモンを見たきっかけは、友だちの自慢話だ。「ミュウよりレアなポケモン見つけた!」と、大騒ぎする彼のゲームボーイを覗いたら「けつばん」のステータス画面が表示されていたのだ。

 あの頃のミュウは、プレイヤーにとって憧れの象徴だった。今なら、“あの子はミュウよりもレアなポケモンを見つけたと見栄を張りたかったのだろうな”なんて感じるだろうが、あの頃はまったくそうは思わず、それどころか一緒に大はしゃぎしていた。我ながら微笑ましい。

■“レベル100”が“レベル128”に返り討ち…セレクトボタンで即席レベルアップ

『ポケモン 赤・緑』において、ゲームボーイのセレクトボタンは重要である。当時広まったバグ技の多くで、このセレクトボタンを使ったからだ。不用意に押せば不具合を招く場合もあるが、手順を守れば正しいバグ(バグに正しいも何もないのだが……)を引き起こせる。

 セレクトボタンを使うバグで筆者が愛用したのが、好きなポケモンをレベル100にする“即席レベルアップバグ”だ。特定のタイミングでセレクトボタンを押してから野生のポケモンを倒すと、一気にレベル100まで成長する反則技である。

 セーブデータを破壊する不具合が起こりづらかったのもあり、筆者の周囲でポケモンのレベル上げといえば、このバグ技を使うことだった。

 しかし、上には上がいる。ある日、友だちと通信対戦をすることになった筆者は自信満々にレベル100のカイリューを選んだ。だが相手が出してきたポケモンは、なんと“レベル128”のサンダース! 28ものレベル差に手も足も出ず、その後もサンダース1匹に残りのポケモンも倒されてしまったのだ。

 あとで話を聞いてみたら「レベル100を超えるバグもあるんだよ」と、得意気に語られた。卑怯と言うなかれ。バグ技ありのポケモンバトルとはこういうもの。そのバグを知らないほうが悪いという情報戦だったのだ……。

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