『HD-2D版ドラゴンクエスト3』にも登場!? 歴代『ドラゴンクエスト』でボスとして君臨し続ける名キャラたちの画像
スクウェア・エニックス『ドラゴンクエスト』公式サイトより  (C)1988, 2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved. (C)SUGIYAMA KOBO

 1986年5月にファミリーコンピュータ用ソフトとして第一作『ドラゴンクエスト』が発売されて以降、現在までさまざまな作品が作られてきたドラクエシリーズ。最新作『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』が発売となった12月1日に、生みの親である堀井雄二さんが自身のXを更新し、夜22時まで『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』のテストプレイをしていたと明かしていたが、制作発表から約2年半もの間続報がなかった『ドラクエ3』のリメイクがどのようなものになっているか、気になるファンは多いだろう。

 さて、歴代の『ドラクエ』シリーズで数々のボスキャラが登場してきたなか、複数作品にまたがってプレイヤーの前に立ちはだかってきたボスもいた。

 最も有名なキャラは、『ドラクエ4』の地獄の帝王ことエスタークだろう。そのあまりに強大な力ゆえに、倒すことができずに長らく地底深くに封じられていた。しかし、主人公たちに倒されてからも眠り続け、それ以降のナンバリングタイトルでは「世界征服」という目標も忘れてしまい、腕試しできるすっかり憎めないキャラになっている。

『ドラクエ2』のバズズや、『ドラクエ4』のヘルバトラーなど、以降の作品でボスからザコキャラへと格下げされるケースがある中、ボスとして威厳を保ち続けるキャラは印象に残るもの。

 今回は複数作品でボスとして君臨し続ける「カンダタ」と「グラコス」の強さを振り返りたい。

■『3』 で登場以降おなじみとなった大盗賊

 カンダタは『ドラクエ』作品におけるおなじみのボスとして、『ドラクエ3』に初登場して以降、ナンバリング最新作の『ドラクエ11』や各外伝にも多く登場しているキャラクターだ。 

 カンダタといえば、盗賊の頭らしからぬパンツ一丁に顔を覆い隠すマスク、武器は斧となんとも特徴的な見た目の持ち主。盗みを働くものの主人公たちに負けてしまうと、「きんのかんむりを かえすから ゆるしてくれよ!な!な!」と命乞いをして小物っぷりを見せつけてくる。おしゃべりでお調子者な性格から、憎めない敵キャラとして人気が高い。

 その他に各作品で共通しているのは、物語の序盤から中盤に登場し、「意外と強い」という点だ。HPと攻撃力が高く、「痛恨の一撃」をもっている。そのため、「どうせ弱いだろう」と戦いに臨むと痛い目に遭ってしまうことも……。特に、『ドラクエ5』(リメイク版)や『ドラクエ11』では攻撃力が非常に高く、「痛恨の一撃」でパーティーの大半が一撃死してしまうのだ。

 見た目や性格から、弱い敵と決めつけてしまうと苦戦してしまうことは必至。ナンバリングにより異なるが、ルカニやマヌーサ、回復などの準備をして戦いに臨むことがおすすめだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3