■シリーズ最大級の場違いモンスター!? スーファミ『ドラゴンクエストVI』暴れ馬の森北西
最後に紹介するのは、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』より上の世界のレイドック西にある「暴れ馬の森(DS版で命名)」から北西のエリアだ。
ここでは、シリーズ最大級の場違いモンスターが出現する。前2つに紹介したモンスターたちは、頑張ればなんとか……というレベルだが、暴れ馬の森から北西の水辺2マスに出現するモンスターは、冒険後半に出現するモンスターで、適正レベルがあっても苦戦する難敵だ。
その暴れ馬の森は、冒険の序盤も序盤にハッサンとともに訪れる場所。さらにいえば、訪れるだけならレベル1でも可能だ。ゲーム中では、レイドックの兵士の試験を受けた後に訪れる地域で、レイドック城にいる老人から馬車を引ける馬を探すように依頼されて、訪れることになる。
ほとんどのプレイヤーは、森へ行き、暴れまわる白馬を捕まえて再び老人のもとへ行っておしまいだろう。ところが、実はこの森の北西2マスには、岩山を挟んだ「占いの館」周辺のエンカウントエリアがハミ出しており、冒険後半に出現する「ホラーウォーカー」「アックスドラゴン」や「バオー」などの強敵が出現することがある。
「アックスドラゴン」にいたっては、守備力を貫通し痛恨の一撃と同じダメージを食らう「まじんぎり」を連発し、適正レベルで挑んでも全滅する可能性がある強敵。
よほど運が悪いプレイヤーでないとまず出会わないが、突然襲われたプレイヤーは相当驚くはず。
今回は、ファミコン、スーパーファミコン時代の危険エリアを紹介したが、最近の『ドラクエ』のナンバリング作品は、シンボルエンカウントやマップの3D化で、「いるはずのないモンスター」というのがほとんどなくなってしまった。
その他にも『ドラゴンクエストII』や『ドラゴンクエストIII』にも、出るはずのないモンスターが出現するエリアが存在する。今となっては、懐かしい思い出だ。