「こんぼう」にするか「どうのつるぎ」にするか…? 『ドラクエ』シリーズで決まって頭を悩ます“序盤の武器と防具の買い物”の画像
画像は『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト3』『ドラゴンクエスト5』『ドラゴンクエスト8』『ドラゴンクエスト11』(編集部撮影)

ドラゴンクエスト』シリーズでは、オリジナル版やリメイク版に限らず、定番の武器や防具の買い物で頭を悩ます場面が多い。とくに序盤から中盤にかけては強力な呪文も覚えていないので、敵モンスターを倒すために手持ちの少ないゴールドで購入するアイテムの組み合わせは非常に重要だ。

 さて、そんな『ドラクエ』シリーズで、決まって頭を悩ませられた武器や防具を見ていこう。

■序盤の山場…「こんぼう」にするか「どうのつるぎ」か? おさがりしかもらえない仲間キャラも

 まずは、序盤の山場ともいえる「こんぼう」と「どうのつるぎ」だ。どちらも初代『ドラクエ』から登場している定番の武器で知名度も高い。シリーズによっては初期装備になることもあり、馴染みの深い武器といえるだろう。

 シリーズを通していえることは、「こんぼう」よりも「どうのつるぎ」のほうが攻撃力があり、価格も高い。ただ、「こんぼう」は『ドラクエ1』や『ドラクエ7』を除いて、お店で購入する機会が少ないものだった。

 仲間パーティが4人となる『ドラクエ3』でも、「こんぼう」は王様から2本もらえるので買う必要がない。しかし一方で「どうのつるぎ」は別だ。

『ドラクエ1』ではレベルの低い段階ではなかなか買えないし、『ドラクエ3』では戦士や僧侶は「こんぼう」を装備しているが、勇者の初期装備である「どうのつるぎ」は100Gもするのでなかなか手が出ないものだ。

 また『ドラクエ7』では初期装備がないので、主人公やキーファにとっては憧れの武器だろう。なんとかゴールドを貯めて購入できたときの喜びは大きかった。

 ちなみに「どうのつるぎ」は、『ドラクエ2』ではサマルトリアの王子、『ドラクエ3』では戦士、僧侶、商人などが主人公のお下がりをもらって装備することになりやすい。主人公ばかり買い物をして新品を装備するのを尻目に、「じゃあ、これあげるね」とか言って中古品をもらう仲間の気持ちって……なんかやるせないな。

■序盤の山場はもう1つ…「かわのよろい」が目に留まるも「かわのたて」と「かわのぼうし」でとりあえず我慢

 序盤の山場でいえば、防具も同じだ。定番ともなっている“皮シリーズ”では、「かわのよろい」「かわのたて」「かわのぼうし」がある。こちらもシリーズによっては初期装備になっていることもあり、最初のダンジョンやタンスから手に入るパターンも多い。

 すべてが揃うのは『ドラクエ3』に入ってからになる。この3つのなかでは「かわのぼうし」が一番安いが、防御力も低い。それより少し高いのが「かわのたて」で、飛び抜けて高いのが「かわのよろい」だ。とくに「かわのよろい」は、「どうのつるぎ」と遜色ない値段で販売されていることもあるほど。

 さて、レベルが低いうちはゴールドも少ないものである。すべて揃えるのは大変だし、「やくそう」や「キメラのつばさ」も買わないといけない。宿屋にも泊まるお金が必要だ。仲間がいればより一層お金がかかるというもの。

 そこで「かわのよろい」が目に留まるも、とりあえず「かわのぼうし」と「かわのたて」を購入して我慢してしまうものだ。ちなみに「かわのよろい」は、『ドラクエ4』の第2章ではブライにとって長い間活躍する防具でもある。非力なお爺さんだが、皮シリーズは装備できるのでありがたい。

 ブライとクリフトはお下がりでもらうことが多いだろう。クリフト的にはアリーナが着用していた「かわのよろい」が欲しいだろうが、残念(?)なことに彼女は「きぬのローブ」が初期装備なので、見向きもされないだろうな……。

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