■濃厚なロボRPG『ゼノギアス』ヴェルトール

 ゲーム作品の中でも、特に『スパロボ』参戦の声が大きいのが、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)よりプレイステーション用ソフトとして発売されたRPG『ゼノギアス』だ。

 ストーリーは奥深く濃厚で裏設定も大量にある。グラフィック、シナリオともに高水準で、ゲームとしての評価も高い作品だ。しかし、惜しくも物語後半では、キャラクターの冒険を通してではなく、ノベルゲームのようにモノローグを中心に物語が進むことになり、ぶつ切り感がある内容となってしまった。この辺りの補完が望まれているのも、『スパロボ』参戦の声が多い一因かもしれない。

『ゼノ』シリーズとして見ると、過去の時間軸である『ゼノサーガ』シリーズや、わずかに関係性を匂わせている『ゼノブレイド』シリーズと、現在でも動きのある作品群である。

 主人公機であるヴェルトールは3段階に進化。往年の特撮番組『大鉄人17』をオマージュしたドイツ語で“17”を意味するゼプツェンをはじめ、空を飛べるようになる戦艦に、敵側での登場ではあるが巨大な剣を持つ合体ロボットなどなど、敵も味方もモブもメインも、クセが強い魅力的な機体ばかりがそろっている。『スパロボ』映えが大いに期待できそうで、是非とも参戦してほしい作品だ。

 アニメ作品が中心の『スパロボ』シリーズだが、過去には『デモンベイン』や『バーチャロン』といった作品も参戦したことがあり、ゲーム作品が参戦する可能性は低くは無さそうである。ゲーム作品の中でも特に参戦希望の声が多いこの3作品。『スパロボ』で操作してみたいものである。

 

(C)天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会 
(C)CLAMP・ST/講談社・TMS (C)サンライズ 
(C)SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design (C)2006-2017 CLAMP・ST 
(C)SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design (C)2006-2018 CLAMP・ST 
(C)創通・サンライズ (C)創通・フィールズ/MJP製作委員会 
(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 
(C)東映 (C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会 (C)永井豪・石川賢/ダイナミック企画 
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会 
(C) 2005 AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ

  1. 1
  2. 2
  3. 3