■裏技並みの謎解き『ドルアーガの塔』
ムリゲー、理不尽ゲーといったら、こちらを思い浮かべた人もやはり多いはず。言わずと知れた名作『ドルアーガの塔』(1985年、ナムコ 現:バンダイナムコエンターテインメント)だ。
迷路のようなマップを、敵を倒したり避けたりしながら進んでいくというゲームで、ステージは全部で60ステージ。基本的に、鍵を取って、扉に入ることでクリアしていく。
この『ドルアーガの塔』のポイントは、ステージクリア型のアクションゲームかと思いきや、実は謎解き要素が一番の難関だという部分だ。主人公はアイテムを集めることで強くなっていくが、そのアイテムを何の情報も無しで探すのはほぼムリなのだ。また、ステージを進めるのにも、謎解きが必要な場合もある。
敵を指定の順番で倒したり、あえて敵の攻撃を盾で受けたりと、裏技のような難解な謎解きが各所に用意されている。
しかしそういうゲームと分かってしまえば、名作ゲームである。思いもよらない打開方法を探しながら、フロアの謎を解いていくという、他には無いゲーム体験ができる。
以上、3つのタイトルを紹介したが、いずれもそういうシステムなのかと順応すると、楽しいゲームばかりである。今年で誕生から40周年を迎えたファミリーコンピュータ。まだ見ぬエンディングを求めて未クリア作品をプレイし直したいところだ。