堺雅人『ハチミツとクローバー』に二階堂ふみ『日々ロック』も…人気ドラマ『VIVANT』出演中の俳優がいろんな格好をした実写映画を集めてみたの画像
TBS日曜劇場「VIVANT」公式サイトより

 クライマックスに向け、ますます盛り上がりを見せる日曜劇場『VIVANT』。日本ドラマとしては破格の制作費をかけ、謎と伏線がちりばめられたストーリー展開が人気で、今期ナンバーワンドラマと言っていいだろう。出演陣も豪華だ。主役の堺雅人さんをはじめ、阿部寛さん、二階堂ふみさん、松坂桃李さんとそうそうたる顔ぶれ、さらには、第1話からサプライズ登場をした二宮和也さんには本当に驚いた。

 そこで今回は、人気ドラマ『VIVANT』の俳優陣がいろんな格好で出演している漫画・アニメの実写映画を集めてみた。その作品でしか見られない『VIVANT』俳優たちの貴重な衣装・コスチューム姿を見ていこう。

■堺雅人『ハチミツとクローバー』学生たちをあたたかく見守る花本修司

 まず、『VIVANT』の主役・乃木憂助を演じている堺雅人さんから。堺さんは2006年公開の羽海野チカさん原作『ハチミツとクローバー』で、美術大学の教師・花本修司役を演じている。

 花本は、ヒロイン・花本はぐみの保護者的存在であり、そして、日頃から学生たちをあたたかく見守る人生の先輩でもある。堺さんが演じた花本も、ボサっとした髪型にタバコをくわえ、シャツをインしているちょっと野暮ったい三十路の美大教師姿だったが、まさに原作通りの印象だった。

 とくに堺さんの笑顔の演技が見事で、原作以上に優しさに溢れる存在となっていた。

■松坂桃李『ガッチャマン』不屈の精神の持つ科学忍者隊のリーダー・鷲尾健

 別班の精鋭・黒須駿役の松坂桃李さんは、2013年公開、タツノコプロ人気アニメの実写化『ガッチャマン』で、主役の“大鷲の健”こと鷲尾健を演じている。

 鷲尾は冷静沈着、不屈の精神を持ち、謎の組織"ギャラクター"と戦うガッチャマンのリーダーだ。松坂さんは『侍戦隊シンケンジャー』シンケンレッド役で俳優デビューしているだけに、この手のヒーロー役は非常にさまになる。

 鳥の形をイメージして創られた戦闘服"Gスーツ"は、アニメよりもさらにスタイリッシュになっており、その姿は見せ場であるVFXを用いたアクションシーンでもかなり映えていた。

 だが、この"Gスーツ"、脱ぐにも着るにも15分〜20分を要するものだったようで、松坂さんをはじめ、俳優陣にとっては良い意味でも緊張感のある衣装だったようだ。

■阿部寛『はいからさんが通る』若きイケメン将校・伊集院忍

 公安の刑事・野崎守役の阿部寛さんは、1987年公開、大和和紀さん原作の実写映画『はいからさんが通る』で、若きイケメン将校・伊集院忍を演じている。

『はいからさんが通る』は大正時代を舞台に、お転婆でハイカラな少女・花村紅緒の恋愛模様を描いたラブコメの名作だ。

 紅緒の許嫁である伊集院は、少し皮肉屋で、はじめは紅緒をからかってばかりだったが、健気で可愛らしい彼女に徐々に惹かれていく。

 今でこそ実力派俳優として知られる阿部さんだが、なんとこの作品が俳優デビュー、初々しい姿が見られる。当時、阿部さんは『メンズノンノ』の大人気モデルだったので、演技こそはじめてだっただろうが、大正時代の軍服やスーツも見事にカッコ良く着こなしていた。

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