『タッチ』や『モテキ』も! 長澤まさみが演じてきた“レジェンドすぎる実写化キャラ”まとめの画像
『モテキ』DVD通常版(東宝)

 2023年3月18日に公開された映画『シン・仮面ライダー』では、長澤まさみさんがサプライズ出演をし、話題となった。長澤さんが演じたサソリオーグは、殺害を楽しむ残酷なキャラでありながら、彼女の美しすぎる容姿も相まって強烈な存在感を放っていた。

 さて、そんな長澤さんは漫画の実写化作品においても、その作品になくてはならないレジェンド級のキャラを演じる機会が多い。そこで今回は、長澤さんが演じた実写化キャラたちを振り返ってご紹介しよう。

■男子憧れのマドンナキャラ! 『タッチ』:浅倉南役

 誰もが認める“マドンナキャラ”と言えば、あだち充さんによる野球漫画『タッチ』に登場する浅倉南だろう。

 2005年、原作をベースに作られたオリジナルのストーリーで実写映画化された本作で、長澤さんは主人公でありヒロインの南を演じている。南の幼なじみの上杉兄弟には、双子の俳優である斉藤祥太さんと斉藤慶太さんが起用され、往年の名作の実写映画化となった。

 当時18歳だった長澤さん。原作の南のように可愛く明るく、とても魅力的なヒロインを演じていた。あどけなさの残る初々しい彼女の姿もまた、現在とは違った魅力があり、今も彼女のファンから人気の高い出演作となっている。

■あだち充作品の人気ヒロイン! 『ラフ ROUGH』:二ノ宮亜美役

「あだち充作品」の浅倉南役に続いて、長澤さんは『ラフ ROUGH』でもヒロイン・二ノ宮亜美役を演じた。

 2006年に実写映画化された本作は、速水もこみちさんや阿部力さんなど人気俳優が起用され、原作とは一味違ったストーリーが楽しめる作品となっている。

 高校競泳界をテーマとして描かれている本作。飛び込みの選手・亜美を演じた長澤さんは、持ち味でもある抜群のスタイルが際立つ水着姿も披露している。爽やかなストーリー展開のなか、フレッシュな魅力がはじける長澤さんはひときわ光っており、“ヒロインキャラ”として一気に人気を博した。

■こんな女性と恋をしてみたい! 『モテキ』:松尾みゆき役

 長澤さんが演じたキャラのなかでもとりわけ人気が高いのが、2011年に公開された映画『モテキ』の松尾みゆき役だろう。

 久保ミツロウさんの漫画を実写化した本作で、長澤さんはニュースサイトのライターである主人公・藤本幸世に出会うヒロインを演じた。

 それまで“清純派ヒロインキャラ”としてのイメージが強かった彼女だが、本作ではセクシーなシーンも演じたことで殻を破り、新たな魅力を見せていた。

 ちなみに今作では「第54回ブルーリボン賞 助演女優賞」や「第35回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞」など栄えある賞をいくつも受賞した長澤さん。同性の筆者から見ても、ドキドキしてしまうような“悩殺スマイル”が炸裂しており、彼女の出演作のなかでも群を抜いて人気なのも納得だ。

■女子高生の姿がかわいすぎる!『潔く柔く』:瀬戸カンナ役

 いくえみ綾さんの代表作でもある『潔く柔く』は、2013年に実写映画化を果たした。本作で長澤さんはヒロイン・瀬戸カンナ役を演じている。

 当時26歳だった長澤さんだが、作中では女子高生姿も披露。さまざまな年代のカンナを演じ、幅広い演技力を見せていた。

 原作のカンナと言えば、誰もが羨む美少女であり、大切な人を自分のせいで失ってしまったことに苦しみ続ける……という難しいキャラクターである。長澤さんはそんなカンナの心情も丁寧に表現し、原作ファンも思わず心奪われてしまうようなかわいらしいヒロインを演じていた。

■“ぶっとんだ”演技で新境地へ!『銀魂』:志村妙役

 長澤さんの新しい一面を見ることができた作品と言えば、2017年に公開された『銀魂』で演じた志村妙役だろう。空知英秋さんの漫画を実写化した本作。作中で長澤さんは、志村新八の姉・志村妙を怪演していた。

 妙は一見するととても美しく、“The 大和撫子”といった女性なのだが、一度スイッチが入ると信じられないほど凶暴化するという二面性のあるキャラクターだ。長澤さんはそんな妙の愛らしさや奥ゆかしさ、はたまたクレイジーさを見事に表現し、ハマり役として話題となった。

 長澤さんは「変顔に近いお芝居をしたことがなかったので、今までとっておいて良かったなと思いました」と、当時のインタビューで語っていたが、過去最大の(!?)ギャップを見せた彼女の新たな代表作になったことは間違いないだろう。

■美しすぎる最強の王!?『キングダム』:楊端和役

 原泰久さんの人気漫画を実写化し、豪華なキャストや再現度の高さから話題となった『キングダム』シリーズでも、長澤さんは大きな存在感を放っている。彼女が演じたのは、楊端和という山の民を統べる王だ。

 野蛮で攻撃的な山の民を力とカリスマ性で統一した楊端和。普段は雄々しい仮面をつけているが、仮面の下は実はとてつもない美女だ。

 長澤さんの素顔があらわになった際には、演じる役者たちのみならず、観客たちも息をのんだことだろう。アクションシーンでも健闘し、目を奪われるような名演技を見せた彼女は、『第43回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞』を受賞した。

 楊端和は7月28日に公開されたばかりの『キングダム 運命の炎』でも登場しているとのこと。戦国の世にたくましく生きる楊端和を見に、映画館に足を運んでみたい。

■16年後に続編が登場!『ドラゴン桜』:水野直美役

 2005年に放送されたドラマ『ドラゴン桜』では、メインキャラクターの1人である水野直美役を演じた長澤さん。三田紀房さん原作の本作は、2021年に続編が制作されるほどの人気作品だ。

 豪華なキャストも大きな話題となった本作では、女子高生の役として登場する初々しい長澤さんの姿を見ることができる。当時から抜群のかわいさで視聴者人気も高かった。

 そして16年の月日を経て続編が制作された際には、女優として大成した確かな実力も見せてくれた長澤さん。フレッシュな時代から、大人の女性となった姿までシリーズを通して楽しめる人気作品になっている。

 

 さまざまな作品で人気キャラクターを演じてきた長澤まさみさん。どんな作品でも彼女らしい魅力を発揮し、観客を魅了する名女優だ。

 かわいらしい笑顔から、ドキッとするようなセクシーな表情まで多くの顔を見せてくれる長澤さんの、今後の活躍にも注目していきたい。