■トラウマを与えた「ユウナレスカ第3形態」
ボスになるとさらにとんでもなく大きく、グロテスクなものが登場してきた歴代『FF』。その中でも『FF10』のユウナレスカはかなり“イヤ~”な見た目をしたボスだった。
もともとのユウナレスカは、召喚士エボンの娘として「シン」を倒し、召喚士に究極召喚を与えるなどしてスピラ中の人たちから慕われ、敬われている存在。しかし「死の螺旋」をつくりだした元凶の一人であることから、主人公一行と対立し戦うことになる。
ユウナレスカは美女なのだが、戦いが進むにつれて形態を変えていく。そして最終形態となる第3形態では、巨大な生首に、メデューサのヘビ髪のような触手と、プレイヤーに恐怖を与える見た目へと変貌する。人として民衆の前に姿を現していた部分は、ユウナレスカの髪の一部だ。
見た目の威圧感だけでなく、非常に強く、何度も全滅してしまったプレイヤーもいるのではないだろうか。筆者も全体即死100%のオーバーデスに翻弄されたのを覚えている。
■シリーズおなじみのヤバい敵「モルボル」
最後に紹介するモルボルは、歴代『FF』において登場作品が多く、その見た目や特技から、非常に知名度の高いモンスターだ。今回のテーマに最もふさわしいキャラクターといっても過言ではないだろう。
モルボルの見た目は、禍々しいイソギンチャクのような姿をしている。何本もの触手の先に目玉がついており、巨大な口には細かな牙が覗いており、とても気持ち悪い。さらに、体中が粘液で覆われており、悪臭を放っている。そして、複数のステータス異常を引き起こす「くさいいき」という特殊攻撃をしてくるのだが、このモーションも非常に不快。すべての要素が不快といえるだろう。
今回は、歴代『FF』より、戦うだけでもイヤな気分になってしまうような見た目のヤバイ敵を紹介した。デザインのグロテスクさなどを重視したが、この他にも「トンベリ」のように行動の気味の悪さが際立ったキャラもいる。
読者の思う、戦うことすらイヤになるモンスターはいただろうか。そういったキャラほど、どうしても印象に残ってしまうだろう。今一度、プレイした思い出を振り返ってみてはいかがだろうか。