■対バイオテロ組織BSAAがB.O.W.を使用した意味は? 『バイオ8』
対バイオテロ組織であるBSAAは、主人公であるクリスやジルなどが長年所属している組織であり、いわば正義の味方のような団体だった。
しかし、2021年に発売された『バイオハザード ヴィレッジ』(バイオ8)において、戦地に赴いたクリスの支援にBSAAが送ったのは、兵士ではなくB.O.W.だったのだ。対バイオテロ組織がB.O.W.を使用するという事態には、クリスも驚いた様子を見せた。
そして、クリスがBSAAに向かうところで『バイオ8』は終了。次回作以降で、BSAAがB.O.W.を使用した理由が明らかになるのだろう。
■ミステリアスな美女エイダの素性、そして目的とは?
最後に紹介するのは、1998年に発売された『バイオハザード2』で初登場する、製薬会社H.C.Fに所属する産業スパイであるエイダ・ウォン。血液型がAB型であること以外は素性が明らかになっていない。彼女の目的は一切描かれていないものの、レオンを何度も助けたり、バイオテロに怒りを見せたりと、H.C.Fにも従順とは言えない様子が描かれている。
2012年発売の『バイオハザード6』以降、シリーズ作品に登場していないエイダ。彼女に関しては、いつか謎が明らかになってほしい気も、ミステリアスなままでいてほしい気もする。どちらにせよ、多くのファンにとって、次回作では登場してほしいキャラだと言えるだろう。
歴代の『バイオハザード』シリーズ作品の中から、いまだ真実が明かされていない未回収の謎5選を紹介した。1996年から四半世紀以上にわたって続く作品でありながら、矛盾らしい矛盾もほとんどない丁寧に作りこまれたストーリーが『バイオ』の魅力の1つだ。
筆者もホラーは苦手だが、『バイオ』はストーリーの面白さゆえに、思わず手を伸ばしてしまう。同じように「ホラーやアクションが苦手!」という読者も、この機会にぜひ一度『バイオ』の世界に浸ってみてはいかがだろうか。