『サンリオキャラクター大賞』開催中「こんなキャラいた!」今は下位だけど、かつて一世を風靡していたキャラクターの画像
「2023年サンリオキャラクター大賞」(C)’23 SANRIO 著作(株)サンリオ

 4月11日から5月26日まで、サンリオのキャラクターの人気投票イベント「サンリオキャラクター大賞」が行われている。4月13日に発表された初日速報では、2001年に誕生したシナモロールが1位に輝いた。

「サンリオキャラクター大賞」は1986年から毎年行われており、今年で38回目となる。今回は90ものキャラがエントリーをしているが、それだけのキャラがいれば、誰もが知っている人気キャラだけでなく、知らないキャラや最近は目立った商品展開のないキャラもいるだろう。

 今回は、ノミネートしているキャラの中から、最近の順位は下位であるものの、かつては大人気だったキャラクターたちの魅力を紹介したい。

■人気復活に期待したい80年代生まれのキャラたち

 まずは、1984年に誕生した「みんなのたあ坊」。明るく元気で素直な男の子で、これまで書籍や映像作品も多く発売され、1991年にはファミコン『みんなのたあ坊のなかよし大作戦』でゲーム化までされた超メジャーキャラだ。

 その知名度はすさまじく、たあ坊は「サンリオキャラクター大賞」で、1988年、1989年と初の2連覇を成し遂げている。なお、1998年から12年にわたって首位を守り続けていたサンリオのアイコンともいえるハローキティは当時上位5位にランクインもしていないので、そのスゴさが伝わるだろう。だがここ十年は20位以上のランクインは叶わず、今年も初日速報で10位以内に顔を出していない。

 ハンギョドンにポチャッコなど最近は80年代生まれのサンリオキャラが人気再燃するケースも増えているだけに、みんなのたあ坊の復活にもつい期待をしてしまう。

 続いては1986年に誕生した「ぽこぽん日記」。和風のちょっと懐かしいタッチで描かれたタヌキのキャラクターで、ドジだが純情で明るく好奇心旺盛な男の子。声優は『ONE PIECE』のルフィ役と同じ田中真弓が務めている。

 これまでの順位は、1987年には4位、1988年は3位、1989年は5位、1990年は5位と、キャラクター大賞初期にはいずれも高い順位を誇っていた。しかし近年では55位前後と低迷を続けている。

 実はサンリオにはウサギやネコのキャラクターは多いが、タヌキのキャラクターは「ぽこぽん日記」以外に存在しない。珍しい和風枠の中でさらに貴重なタヌキキャラとして、ぜひ上位に返り咲いてほしいものだ。

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