「桜×京都アニメーション」『けいおん!』『CLANNAD』ほか開花シーズンに観るべき神アニメを調べてみた!の画像
『けいおん!』のCDサントラ「放課後ティータイム」は桜高軽音部名義 (C)ポニーキャニオン
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 桜の開花便りが全国から届く今週。桜の出てくるアニメといえば、何を思い出すだろうか。この季節にぜひ観てほしいのが、京都アニメーションが制作したテレビアニメ。

「京アニクオリティ」で描かれた美しい桜が印象的な作品をピックアップしてみた!

■『けいおん!』の「桜」で涙腺が…

 京都アニメーション制作のアニメでも屈指の知名度を誇る一作と言えば、『けいおん!』だろう。主人公の高校生・唯たちのバンド活動にフォーカスを当てたストーリーの本作で、彼女たちの通う学校の名前は「桜が丘高校」だ。さらに本作では桜の5枚の花弁が重要なモチーフの一つになっている。

 とくにアニメ2期の第24話(本編最終回)。高校を卒業する唯、律、澪、紬の4人を見送る後輩の梓。卒業式後の部室のシーンが素晴らしい。先輩の卒業で、悲しむ梓の前に、唯は桜の押し花を差し出す。「花びら5枚、私たちみたいだね、あずにゃん」。それは、唯が2期の第1話目で拾った桜でもある。そして、梓一人の前で4人が弾くラストソング『天使にふれたよ!』…。涙腺決壊必至のエピローグだ。

■『CLANAD』、『響け!ユーフォニアム』…第1話に見る、「はじまりの桜」

 15年に放送された『響け!ユーフォニアム』第1話「ようこそハイスクール」はまさに入学シーズンに見たくなる1話。中学の吹奏楽部での活動に気落ちした主人公・久美子の高校入学式の姿が描かれる。ここでも桜は美しく舞い散り、思わず本作の舞台となった宇治に行ってみたくなるほどだ。

 また、07年の伝説的アニメ『CLANAD』の第1話はその名も「桜舞い散る坂道で」。主人公の朋也とメインヒロイン・渚の出会いが桜咲く坂道の冒頭。このシーンでは渚の心象を表現した白黒テイストの映像で始まるのだが、朋也のある言葉に映像が一瞬でカラーになり、ピンクに染まっていく。この場面に、胸打たれたファンも多いのではないだろうか。

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