■映画『ウルトラマンゼロ』に出演していた土屋太鳳
NHK連続テレビ小説『おひさま』、『花子とアン』に出演し、続く『まれ』では2020人の応募者のなかから見事ヒロインの座を獲得した女優・土屋太鳳。ドラマや映画の出演だけではなく、『日本レコード大賞』では2年連続で総合司会を務めるなど、広く活躍を見せている。
そんな彼女が出演した特撮作品が、2010年に公開された映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』だ。本作で土屋はヒロインであるエメラナ・ルルド・エスメラルダ役に抜擢された。
土屋は2016年7月10日に自身のブログで、7月10日が“ウルトラマンの日”であることに触れ、当時の出演者やスタッフへの感謝を「素晴らしい方々との出会いは、本当に私の10代後半の時間を支えて下さったと思います。」とつづっている。
また、その投稿にエメラナ役を演じた当時の姿を掲載していたが、15歳だった彼女は前髪をセンターで分けていてとても大人っぽく、ファンからも「いまよりも大人に見える!」と声が寄せられていた。
ストイックなことで知られる土屋だが、そんな彼女の大きな転機となった本作。初々しい姿を見られる貴重な作品であろう。
■『ウルトラマンコスモス』に出演していたベッキー
2001年に放送された『ウルトラマンコスモス』の第25話でスレイユ星人・ラミア役を演じたのは、女優としてだけではなく、歌手やタレントとしても人気を博しているベッキーだ。
1999年に放送された特撮ドラマ『ブースカ! ブースカ!!』で彼女をゲストに起用したのが原田昌樹監督だが、この2人が再びタッグを組んだのが、『ウルトラマンコスモス』の第25話「異星の少女(ひと)」だった。
ベッキーが演じたラミアはスレイユ星から地球を偵察にきた調査員で、ポーカーフェイスが特徴のキャラクターだ。『ブースカ! ブースカ!!』では「冬の国」からやってきた神秘的なキャラクター・ルルーを演じていたが、イギリスと日本のハーフである彼女の、美しくミステリアスな容姿や立ち振る舞いが“宇宙人”や“アンドロイド”など人間離れした役にとてもハマっており、作中でのその存在感は視聴者に大きな印象を残した。
デビューして間もないころの彼女たちを見られる貴重な作品たち。特撮シリーズの名監督とタッグを組んで出演したこれらの作品が、のちの彼女たちに大きく影響を与えたことは間違いないだろう。
ぜひこの機会に、彼女たちの初々しくも輝きを放つ演技を見てみてはいかがだろうか。