©Arcanamusica
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 2022年2月22日に始動した、集英社×エイベックスによる“多”次元プロジェクト『Arcanamusica(アルカナムジカ)』。タロットカードをモチーフにした歌い手たちの物語が紡がれ、そのストーリーを描くマンガやボイスコミック、そして作中に登場する楽曲が発表されている。この注目プロジェクトが一周年を迎えた先月、小野友樹、寺島惇太、蒼井翔太の3人が新メンバーとして参加し、1stアルバムも発売。それを記念して、本作の主人公を演じる波多野翔と寺島惇太の対談を敢行した。

 

■何でも願いを叶えてもらえるという<<ワールド>>の称号

――この『アルカナムジカ』は、集英社×エイベックスによるメディアミックスプロジェクトと聞いていますが、一体どんなストーリーが展開されるのでしょうか。

波多野 そもそも「『アルカナムジカ』って何?」と思う方が多いと思いますが、“アルカナ”はタロットカードの名称、そして“ムジカ”は音楽を意味していて、それを組み合わせた造語なんですね。本作はこの「アルカナムジカ」という架空の配信アプリの中で歌い手として活動する5人が、<<ワールド>>という何でも願いが叶えられる称号を目指していく……という話になっています。現在配信中のマンガでは、<<ワールド>>の称号に近づくため、「ワンダフルネスト」という運営会社に集められた5人が『ディスティニーゲーム』と呼ばれるゲームで勝敗を競う様が描かれていますので、そちらもぜひ見てみてください。

『Arcanamusica』COMIC(Chapter 1-1)より
『Arcanamusica』COMIC(Chapter 1-1)より

――その中でお2人は、どんなキャラクターを演じられるのでしょう。

波多野 僕が演じる主人公の川和静(かわわ・しずか)は、普段はプログラマーとして会社で働いていて、見た目も結構普通です。ちょっとネガティブ思考なところもあって、そこは僕自身とも似ているなと思うんですが、彼は歌に対してすごく情熱を持っている人ですね。表には出さないけど、内側で青い炎を燃やしている。そこのギャップが魅力的な人物かなと思います。

寺島 僕は斑目(まだらめ)ジュナという新進気鋭のジュエリーデザイナーで、彼自身もすごく美しい見た目なので、彼の作品にも彼自身にも人気があるという人物です。彼はとにかく美しいものが好き、という人なんですが、なかでも波多野さんが演じられる川和さんの歌声には並々ならぬ美しさを感じて魅了されている。周りから見ると「ちょっと興味持ちすぎじゃない?」というくらい彼の輝きを追い求めているんです。

波多野 川和は知人のお店で歌ってるんですが、斑目がそこにしょっちゅう来るので「確かに昔から知ってる仲ではあるけど、なんかこいつ、すげぇ来るな」という感じですね(笑)。

寺島 でも腹を割って友人になるという感じではなく、あくまで「輝いているこの人をずーっと観察したい」んですよ。ジュナくんにとっては人間も宝石も同じ、輝きを放つ美しいものなので。

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