■メタル狩りに愛用したこともあった「まじんのかなづち」
最後は『ドラクエ4』から登場した「まじんのかなづち」だ。この武器は振り回すだけで空振りするか会心の一撃を出すかという極端な攻撃になる。3/8程度の命中率なので、逆に言えば5/8は空振りすることになる。それを良しとするかはプレイヤー次第といえるだろう。そういえば、昭和時代にはそんな名前の箱型ポテチがあったような……。
話を戻すが、この「まじんのかなづち」は呪われた状態で武器の持ち替えができない『ドラクエ4』ではあまり使用頻度が高くない。ただ、このアイテムはシリーズによって大きく異なる点がある。それは呪われていないシリーズがあるという点。非常にややこしいのだが、『ドラクエ5』と『ドラクエ9』では普通の武器として扱われているので、持ち替えが可能だからメタル狩りにも重宝できる。
とはいえ、『ドラクエ6』では呪われた武器に戻ってしまうのだが、なんと持ち替えが可能となり「きあいため」のあとに使えば、必ず会心の一撃が発動する。逆に『ドラクエ7』ではラッキーパネルで早期に取得できるものの、呪いを解除すると消滅するので頻繁に取り外すことができない。
しかも、これらはシリーズごとに違いもあるのだが、リメイク版でも設定が変わっていたりするのではっきり言って覚えられない。しかも『ドラクエ6』以降では「まじんぎり」などのメタル狩り専用特技があるので使い勝手が悪くなる。
筆者的に一番メタル狩りに愛用したのは、リメイク版の『ドラクエ5』だろうか。サンチョの「くちぶえ」や「ときのすな」と合わせて「まじんのかなづち」を愛用していたな。あれ? 呪われた武器じゃないじゃん……。
さて、ドラクエには呪われた武器も愛用できたものだったが、呪いを解除すると消滅したり、リメイク版では改善されたりといろいろややこしい面もみられた。
そういえば『ドラクエ8』の主人公には呪いの設定がされていない。その理由はクリア後にならないと判明しないのだが、ガンガン呪われたアイテムを装備しても問題なかった。きっと、ヤンガスに「さすが兄貴でげすな!」と尊敬されていただろうな。