■ロボット＋大きさ＝“ロマン”！『スーパーロボット大戦』斬艦刀
数々の“ロボット”が作品の垣根を越えて集結し、自分だけの“夢の競演”を成し遂げることができるのが『スーパーロボット大戦』（バンダイナムコエンターテインメント）の醍醐味だ。『スパロボ』の愛称で親しまれる本シリーズは、美麗なアニメ表現による熱い演出も見どころの一つである。
ロボットたちが数々の個性的な兵装や技で戦うなか、強烈なインパクトでファンに愛され続けている武器こそ、ロボットサイズの巨大な日本刀・斬艦刀だ。
もともとはスパロボオリジナルの機体であるグルンガストが携えた兵装として登場したのだが、なにかとシナリオに絡むことも多く、スタッフにも非常に愛された武器である。
初代であるグルンガスト零式は“出刃包丁”のような片刃の巨大な剣を携えていたのだが、グルンガスト参式になってからはまさに日本刀を彷彿とさせるスマートなディティールを持つようになる。
もちろん、この状態でもさまざまな技を繰り出すことができるのだが、その真価は刀身に使っている“液体金属”にこそある。この一刀、液体金属を展開することで刃渡り約１００メートル越えの超巨大武器へと変化するのである。
巨大化した斬艦刀を振りかざし、相手を一刀両断する姿はまさに圧巻の一言。それこそ機体のみならず戦艦すら真っ向から切り伏せる姿は、『スパロボ』という作品の醍醐味を体現している。
この液体金属だが使い方も拡張され、ブーメラン型にした刃や、液体金属自体を飛び道具のように射出するなど、きちんと兵器としていろんな場面に対応できるように進化を続けている。
テクノロジーを存分に活用しつつ、ロボットが巨大な武器を振るうという“ロマン”がこれでもかと詰まった、心躍ってしまう一振りである。
その独特の美しさから人気の高い日本刀だが、ゲーム作品ごとにあの手この手で近未来的な個性を持った新たな武器として生まれ変わっている。古くから存在する武器とテクノロジーの融合というそのギャップは強烈な魅力となって、これからもプレイヤーに絶大なインパクトを与えてくれるだろう。
ツイート
シェア
LINEで送る
