『イー・アル・カンフー』や『カラテカ』も…ボタン連打で乗り切った!“ファミコン時代の対戦型格闘ゲーム”3選の画像
ファミコン『イー・アル・カンフー』(編集部撮影)
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 現代ゲームでは当たり前となった「対戦型格闘ゲーム」。実はファミコン創世記からその歴史のルーツがあるものだ。当時、対戦格闘といえば、やはり1対1の対決でボタン連打が基本だったと言えるが、今回はファミコン時代に胸を熱くした対戦型格闘ゲームを紹介していこう。

■気に入らないヤツはマンホールに落としてしまえ!『アーバンチャンピオン』

 まずは、1984年に発売された『アーバンチャンピオン』(任天堂)だ。このゲームは、ファミコンにおいて最初の対戦型格闘ゲームだったといっても過言ではない。ストリートファイトで、とにかく殴り合いのいわば“ケンカ”なのだが、これも時代ということだろう。

 パンチにも上下と強弱の打ち分けができて、スウェーで攻撃をかわせることから、相手の攻撃を避けて上下のコンビネーションを繰り出すことが爽快だった。

 このゲームは3ラウンド目になるとマンホールが登場し、殴り続けてそこに落とすと勝利となる。すでに過失致死……いや殺人行為のようなものなのだが、勝つとアパートの住人から祝福されるのだ(今思えば、理解に苦しむ内容かもしれない……)。

 しかし、ストリートファイトだけにパトカーも登場する。もちろん殴り合いは中断し、二人は口笛を吹きつつ知らんぷりをするという細かな設定もあるが、残りタイムがゼロになっていると押されているほうが逮捕されてしまうので注意が必要だ。

 それにしても、一番怖かったのがアパートの窓から植木鉢を落とす住人だ。当たったら死ぬだろうと思ったものだった……。まあ、自宅の前でケンカされたら嫌なものだが、コイツも逮捕されて然るべき存在でもあるな。

■ボタン操作でさまざまな動きが可能となった名作格闘ゲーム『イー・アル・カンフー』

 次は1985年に発売された、名作中の名作といえる『イー・アル・カンフー』(コナミ)だ。

 主人公・リーはカンフーの達人なのだが、相手が曲者ぞろいだった。アーケード版は敵キャラも多いが、ファミコン版は5名に絞られている。手裏剣などの武器を使うだけでなく、火の玉を吹くといった、格闘家の風上にも置けないヤツラだ。

 このゲームは、なんといっても設定が素晴らしい。パンチとキックをボタンで使い分けており、十字キーで方向にジャンプするから飛び蹴りが可能だし、しゃがみ込んでのキックもできる。また、このゲームでは「垂直ジャンプキック」の“ハメ技”もできてしまうのだが、使わないのが主流だった。

 そして、格闘ゲームながらBGMが秀逸なのだ。当時を知る人なら『イー・アル・カンフー』と聞くだけで、自然と口笛を吹いてしまうのではなかろうか。それほど脳裏に焼き付いているBGMといえるだろう。

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