■待望のシリーズ最新作!『FF16』
続いては、6月22日に発売予定の『ファイナルファンタジーXVI』。FFとドラクエは発売日通りにリリースされるかどうか、ギリギリまで信じないほうがいいと思いますが、一応今年発売されると願いを込めて、ここに記します。
本作は、「クリスタルの加護を断ち切るための物語」と謳われており、過去のFFで物語の中核を担ってきた「クリスタル」という存在を「断ち切る」ということがテーマになっているようです。単純に今作のなかで「クリスタルを断ち切る」ということなのか、今後のシリーズ作品にもうクリスタルは登場しない、ということなのか。もし後者だとしたらとても重要な作品になるのではないでしょうか。
今年発売ではありませんが、制作が発表されている『ドラクエ12』でも「悪」をテーマにしているとのことなので、日本を代表するRPGシリーズが、変革を求めて新たな一歩を踏み出しているのが伝わってきます。
本作は、シリーズでは初となる本格的なアクションRPGになっているとのこと。弟のジョシュアの仇を討つために復讐の鬼と化した主人公・クライヴを操作して敵を打倒していくのですが、彼は召喚獣の力を宿していて、それをバトル中に切り替えながら戦えるシステムが採用されています。このスピード感はこれまでのコマンド選択式のFFでは味わえないものでしょう。
すでに4つのトレーラーが公開されていますが、FF15のときと同様に綺麗でカッコイイ面々が並んでいる中、1匹の狼がパーティメンバーに入っているのが分かります。
パーティに人以外が入っているのが個人的にすごく好みで、古くは『ヒーロー戦記』でウルトラセブンがウィンダムになったときのような、いつもと違う違和感。『クロノトリガー』でロボを使いたくなってしまうあの気持ちによく似ていて、人ではないからこそ感情移入しやすい部分があるというか、こっちで勝手に色づけしやすいのでゲームのキャラクターとして、魅力的に映りやすいと個人的に感じています。
なので、パーティに狼が入っている時点で今作のFFにはかなり期待しています。
前作『FF15』は発売直後の評判が悪く、後のDLCでストーリーを補完してようやく汚名を返上できたという経緯があるので、今作は初めからちゃんと面白く、そしてDLCが良い意味で待ち遠しくなるような作品になってくれていることを祈っています。
ちなみに対応機種は現状、PS5のみ。以前よりはかなり手に入れやすくなりつつあるPS5ですが、6月までにはもっと安定して購入できるようになっていることを祈っています。