令和の子どもに伝えたい感動! 2000人の親が選んだ「我が子にも遊んでほしいゲーム&アニメ」…ドラクエの父・堀井雄二氏が語る“世代の壁“もの画像
画像は『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト3』『ドラゴンクエスト5』『ドラゴンクエスト8』『ドラゴンクエスト11』(編集部撮影)

 インターネット動画配信やサブスクリプションサービスの普及で、ますます身近な存在となっているゲームやアニメ。世界を市場にその勢いは止まらず、2021年の国内コンテンツ市場は前年比6.2%増の14兆680億円と過去最大規模(『日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース』を発行しているヒューマンメディア社が算出)となり、コロナ禍を乗り越えて活況を取り戻している。

 その一方で、10月31日には香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」に対する「合憲」判決が確定するなど、ゲームとの向き合い方がこれまで以上に問われる社会となったほか、アニメ分野においても犯罪や差別との関連性が取りざたされるようになって久しい。

「今はコンプライアンス強化で制作サイドが相当に自主規制している時代。アニメの原作漫画自体、作家さんが好きに描けていたのは今は昔です。現在は編集者がかなり厳しくチェックを入れているし、その背後にはPTAや教育委員会の目がある。昭和から平成に移ったころからそうした傾向が強くなり、インターネット社会になってさらに加速、今に至っています」(漫画やアニメ事情に詳しい双葉社の更科登氏)

 こんな時代だからこそ、“親子コミュニケーション“という観点から、当時夢中になった懐かしのゲームやアニメを我が子にも楽しんでもらいたいと思うのが親というものではないだろうか。そこで、ふたまん+編集部では、全国のYahoo!JAPANユーザー2000人(有効回答者数)を対象に、「ゲーム・アニメに関するアンケート」を実施(2022年10月)。子どものころに楽しんだゲームやテレビアニメの中で、我が子にも遊んでほしいと思うゲーム、見てほしいと思うテレビアニメ(アニメ映画は除く)作品について聞いてみた。

■「子どもに遊んでほしいゲーム」2位の『スーパーマリオ』を圧倒したのは?

ふたまん+とYahoo!ニュースの共同企画でアンケートを実施

 アンケートの回答者2000人の内訳は、男性57%、女性41%。年齢構成は40代が最多の42%で、次いで50代が36%、30代が21%だった。「子供のころ、テレビゲームや携帯ゲーム機で遊んだ経験はありますか?」の問いには大多数の86.6%が「遊んだことがある」と回答。そのうち「自分の子どもにゲームで遊んでほしいと思いますか?」の設問には、48.3%が「遊んでほしいと思う」と答えた。

 ゲームで遊んで欲しい理由としては「IQが高くなるという結果も出ているから」「TVゲームは悪いと一方的に言われていた世代なので、色々な遊びが選べる中のひとつにあってもいい」といった意見が見られたが、否定派からは「のめりこんでゲーム中毒になりそうだから」「ハマりすぎると日常生活に困るから」と、やはり依存性への懸念を示す声も。

 また「遊んでほしいと思う」と答えた人を対象に、「子どものころに遊んだゲームの中で、我が子に遊んでほしいと思うゲームはありますか?」と尋ねたところ、「遊んでほしいと思うゲームがある」と答えたのは30.6%だった。自由回答でそのゲーム名を挙げてもらうと、やはり40〜50代の親世代が子どものころに夢中になったビッグタイトルが並ぶ結果になった。

 48人がタイトルを挙げてダントツだったのが、国民的RPGとして知らない人はいないであろう『ドラゴンクエスト』シリーズだ。「映像、シナリオが素晴らしい」「ヒットした理由を感じることが重要だと思う」といった意見から、「実際の人生もRPGのようにレベル上げしないと将来の職業選択の幅が狭まる。地道に頑張らないといけないことを学んでほしい」という真剣な願いもあった。

 次点は『スーパーマリオブラザーズ』の各ナンバリングで、24人が「今でも色あせない神ゲーを遊んでほしい」「グラフィックもキャラクターも可愛くて、暴力的なシーンもない」と賛辞を送った。3位以下は『テトリス』16人、『桃太郎電鉄』12人、『ファイナルファンタジー』11人と続いた。

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