『デスノート』『カイジ』ほか…ショック?意外と好評? 原作漫画と実写化で「性別が変わった」キャラクターたちの画像
2009年の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』 (c)福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会

 北条司氏の人気漫画『シティーハンター』の実写映画に、俳優の鈴木亮平が冴羽リョウ役でキャスティングされると一部メディアで報じられた。そのほかにも、Netflixでの配信が決定している『幽☆遊☆白書』をはじめ、『ゴールデンカムイ』や『聖闘士星矢』『ワンパンマン』など実写化が予定されている人気漫画たち。

 どのようなキャスティングになるか、どのエピソードを映像化するか、監督はだれが務めるのかなどファンが期待する要素はさまざまあると思うが、漫画が実写化される際に、読者にはあずかり知らないさまざまな事情で、登場人物の性別が変更されることがまれにある。原作改変ともいえる大きな設定変更にショックを受けることもあるが、一方であらためて見てみると性別逆転が意外としっくりハマって、かえって好評を集めるケースもある。

 今回は、原作漫画と実写版で性別が変わってしまったキャラたちを紹介したい。

 まずは、原作・大場つぐみ氏、作画・小畑健氏による殺人ノートをめぐるサスペンス漫画『DEATH NOTE』。同作には映画、ドラマ、舞台とさまざまな実写版が存在するが、2015年に日本テレビ系で放送された窪田正孝が主演を務めたドラマ版では、重要人物が性別不明のキャラに変更されていた。

 それは夜神月の宿敵・Lの後継者である「ニア」。原作漫画では少年と明記されていたが、ドラマでは優希美青が演じ、性別も含めすべてが不明の謎の人物として描かれている。

 そもそもドラマ版の『デスノート』は、どのキャラクターも原作とは違うキャラクター設定で、内容もオリジナルストーリーが描かれており、原作ではニアと同じくLの後継者であったメロは、ニアの二重人格となるなど、かなり大胆な変更がなされている。

 なお、この作品の演技が評価され、窪田は「第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞」を受賞。ドラマ版を「新訳デスノート」と考えれば、原作とはまた違った楽しみ方ができるかもしれない。

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