■2020年の劇場版には東宝シンデレラ女優が出演

 2020年の映画、『劇場版ポケットモンスター ココ』には2010年度の“東宝シンデレラ”を受賞した女優の上白石萌歌(22)が伝説のポケモン・ザルードに育てられた人間の少年・ココ役として出演。

 上白石演じるココは6代目中村勘九郎(40)演じる育ての親、“とうちゃんザルード”をはじめとするポケモンとは言葉が通じるものの、人間の言葉がわからず苦労しながら言語を獲得するという難しい演技を求められたが、上白石は難なくこなした。現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で上白石が演じる内気な比嘉一家の末妹、歌子の発声とは全く違う、ポケモンに育てられた少年としての演技は出色だった。

 上白石は2018年の細田守監督による映画『未来のミライ』でも主演の4歳の男の子、くんちゃん役を演じている。今後、声優としてさらなる活躍が期待できそうだ。

 前述のゲスト声優以外にも映画『シン・ウルトラマン』やNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演している山本耕史(45)や、7月から上演される舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にハリー・ポッター役として出演する藤原竜也(40)、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で3代目ヒロイン・大月ひなたを演じた川栄李奈(27)、お笑い芸人のロバートなどそうそうたるメンバーがゲスト声優として23のポケモン映画を彩ってきた。

 どの劇場版もそれぞれ素晴らしいことには間違いないが、ファンの熱い想いによってどの3作品が選ばれるのか楽しみだ!

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