■もしも海賊をやっていない麦わらの一味の世界線!

 コミックス76巻のSBSには「麦わらの一味が、もしも海賊をやっていなかったら、なんのしょくぎょうについていましたか? おしえてください!!(サンジはコックだと思いますが......。)」という質問が寄せられた。

 これに対し尾田氏は「ルフィ→消防士、ゾロ→警察官、ナミ→保育士、ウソップ→グラフィックデザイナー、サンジ→美容師、チョッパー→小学校の先生、ロビン→客室乗務員(CA)、フランキー→パイロット、ブルック→探偵」と回答している。

 まずサンジは「コックじゃなくて美容師なのか!」とツッコミたいところ。読者の予想を良い意味で裏切りつつ、その他のキャラの職業については共感できる内容で、思わず感心させられてしまう。筆者的には、ルフィがフードファイターになったら、世界の頂点に立てそうな気もする。

■40歳と60歳のキャライラストシリーズ!

 コミックス89巻から97巻にかけて不定期でSBSに取り上げられた「麦わらの一味+エースたちの40歳と60歳の姿」シリーズも興味深かった。

 こちらは麦わらの一味やエース、サボ、ローなどの「40歳と60歳になった姿が見たい」という読者の要望に応えるカタチで始まった企画で、尾田氏が直々にイラスト化するという内容だ。順当に年を重ねたバージョンに加えて、「何かあった未来」という一風変わったパターンのイラストも掲載されている。

 ちなみにイラストには短いセリフが添えられていて、それも味があって面白い。とくに「何かあった未来」のキャラたちのほうは、尾田氏らしい遊び心が満載なので一見の価値ありだ。

 言葉やイラストでクスッと笑わせてくれたり、「そうだったのか!」と思わせる極秘情報、ときにはかなりの下ネタまでブッこんでくれるSBSのコーナー。尾田栄一郎氏のサービス精神がふんだんに詰まった、コミックスのおまけページから目が離せない!

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