「ドラクエの日」に回顧 ファミコン時代の『ドラクエ』作品で「俺の勇者の強さ」を実感した瞬間3選の画像
ファミコン『ドラゴンクエスト』シリーズ(編集部撮影)
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 本日はファミコンで発売された初代『ドラゴンクエスト』の発売日(1986年5月27日)ということで「ドラクエの日」と呼ばれています。36年前に誕生した伝説のソフトを記念し、今回は思い出深いファミコン時代のドラクエの記憶を振り返りたいと思います。

ファミコン『ドラゴンクエスト』タイトル画面

 勇者――勇気ある者や困難に立ち向かう者、そしてそれらを成し遂げた者へ向けられる言葉ですが、こと日本においては悪の魔王に立ち向かうRPGの主人公を指す言葉の印象が強いように思います。そのイメージに一役買ったのが、国民的RPG『ドラゴンクエスト』の主人公の存在でしょう。

 しかし、ゲーム的なお約束とはいえ、勇者も最初から強いわけではありません。ダンジョンを探索し、モンスターとのバトルを繰り返し、なけなしのお金で装備を買いそろえるなどなど、強くなるためにはいくつも試練を越えなくてはなりませんでした。

 とはいえ、そんな育成生活において、あるタイミングで強さを実感する瞬間が確かに存在しました。そこで今回は筆者の独断と偏見で、(錯覚かもしれないけど)一気に主人公たちのパワーアップを感じた瞬間を挙げてみたいと思います。

■ちゃんとした剣の代名詞? 「はがねのつるぎ」を手に入れたぞ!

 初めて着いた村や町の武器屋で、見たこともない武器を見るとワクワクしますよね。しかしゲーム序盤はお財布の中が心細く、欲しくても買えずに涙に暮れた経験もあるはず。そんな中、序盤に手にする武器の中で、実際に購入して強さを実感できた武器といえば「はがねのつるぎ」ではないでしょうか。

 とくに『ドラクエ1』や『2』など、ファミコンの作品ではかなりの強さを誇り、値段はそれなりにしますが、手の届かないほどではない絶妙な金額設定でした。

『ドラゴンクエスト』ゲーム画面

 鋳造品の「どうのつるぎ」に比べ、鍛え上げた感のある「はがねのつるぎ」は、ちゃんとした強い剣という印象。シリーズが進むにつれて武器の種類もドンドン増えたので印象は薄くなってしまいましたが、ファミコン時代の存在感はピカ一の剣だったと思います。

 ちなみに次点として「てつのやり」も捨てがたいのですが、やっぱり「RPGの花といえば剣!」なので、やはりここは「はがねのつるぎ」に軍配を上げたいですね。

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