最近のテレビアニメでは過去に放送された作品のリメイク企画がブームとなっている。
『美少女戦士セーラームーンCrystal』『ダイの大冒険』『SHAMAN KING』などすでに放送が開始・終了しているものから、『SLAM DUNK』や『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』など新作制作が発表されているものまで数多く、かつて楽しんでいた作品を再び楽しんでいるという人も多いのではないだろうか。
そんな中でも2022年には大きなリメイク作品が控えている。『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』『境界のRINNE』と軒並みアニメ化されいずれの作品も大ヒットを記録した漫画家・高橋留美子氏のデビュー作『うる星やつら』が、2022年秋クールにフジテレビ系「ノイタミナ」枠で36年ぶりのアニメ化されるのだ。
今回の企画は、小学館創業100周年を記念して、選び抜かれた原作エピソードを4クールにわたって再度テレビアニメ化するというもの。かなり力の入った作品になることは間違いないが、リメイク作品で一番気になるのは、ストーリーや演出はもちろんだが、何よりも「声」だろう。
1980年代のアニメではラム役を平野文が、諸星あたる役を古川登志夫が担当しており、新生『うる星』ではそれぞれ上坂すみれ、神谷浩史が担当し、三宅しのぶ役を内田真礼、面堂終太郎役を宮野真守が務めることが発表されていた。
それだけでも期待十分だったが、5月19日にはチェリーこと錯乱坊役に高木渉、サクラ役に沢城みゆきの追加キャストとともに第1弾PVまでも公開。その世界観にさっそく「神アニメ」の声が広がっている。